化粧品

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化粧品のパッケージデザイン会社探しをする前に、デザインが及ぼす影響や事例を紹介し、話題の制作会社もピックアップして取り上げたいと思います。

化粧品やボディケアといった製品は、使う人の肌に合うか合わないかという要素が、最終的にはとても重要になります。

そのためには、まず実際に手に取ってもらい、使ってもらうということが重要になってきます。そして、この戦いにおいて、勝負を左右する重要な鍵が、ブランドやパッケージ戦略にほかなりません。

例えば、言わずと知れた天下の資生堂は、長年に渡り広告・宣伝に注力し、話題となるテレビCMも多いことで知られますが、そうした戦略こそが、資生堂という会社全体の、確固たるブランド力となっているのです。

しかしながら、単体製品同士の戦いとなると、話はまた変わってきます。ひとつ、興味深い調査結果が出ているのでご紹介しましょう。

ロート、資生堂、ニベア、花王の日焼け防止剤4製品のパッケージ比較をしたところ、一番評価されたのはロート、最下位が資生堂という、意外な結果となったのです。

ロートはパッケージ中央に「化粧水みたい!」というキャッチコピーを大きく据えたのに対し、資生堂は「ミネラルウォーターでつくったUVジェル」という商品名を品良く控えめに配置したところ、訴求力が弱かったという結果になったのだとか。

以上の通り、化粧品やボディケアという分野は、ブランド全体と個々の商品の双方を訴求するパッケージデザインが求められるという、なかなかに奥が深い世界です。

もちろんターゲットの年齢や性別との関連も然り。こうした戦略性といったものを、しっかり踏まえた上でデザイン提案をしてくれるか否かが、業者選びでは重要になってくるでしょう。

化粧品メーカーのパッケージデザイン戦略!7つの事例

化粧品メーカーのパッケージデザインには様々な戦略が隠されています。

実際にどんなデザインにどのような効果が期待できるのか、事例とともにチェックしていきましょう。

レトロな雰囲気で変わらない信念を演出

オイデルミンN
画像引用元:ワタシプラストップ オイデルミンN
http://www.shiseido.co.jp/sw/products/
SWFG070410.seam?online_shohin_
ctlg_kbn=1&shohin_pl_c_cd=101601

現代から見るとちょっと古臭いような化粧品のパッケージデザイン。

ですが、それを見ると「昔から愛されている」「変わらない信念を持って作られている」「今までに多くの人に利用されてきたのではないか」という印象を感じることができますよね。

そのため、あえて昔からのデザインを重視して、変わらないパッケージを続けているという化粧品もあります。

今はレトロなパッケージも人気が高く、逆に新鮮であることから若い層の購買意欲を高めることも可能になっています。

レトロなパッケージの化粧品の中でも人気があるのがロゼットの洗顔パスタシリーズ。昭和や大正を感じさせるようなフォルムとフォントが特徴的ですね。

また、資生堂のオイデルミンという化粧水も昔からレトロなパッケージが特徴です。140年以上もの歴史があり、それに恥じない美しいデザインとなっています。

ブランドに沿ったコンセプトと独創性

化粧品ブランドにはそれぞれコンセプトがあります。このコンセプトによってターゲットの年齢や性別、趣味嗜好などが変わるため非常に重要なポイント。そして化粧品メーカーにとって、そのコンセプトにぴったりなパッケージを考えることも大切です。

テーマカラーが統一されているもの、このブランドと言えば!というモチーフがあるものなどは、ひと目でそのブランドのコンセプトが分かり、購入したいと思う方も多くなることでしょう。

圧倒的な存在感を放つ化粧品パッケージと言えばアナスイ。アクセサリーや魔法のアイテムのような煌びやかで繊細なパッケージが魅力的です。黒をメインに鮮やかで色彩豊かなアイテムが多く、手に取るだけでテンションを上げてくれますよ。

可愛らしい女性に大人気なのがジルスチュアートです。クリスタルやピンク、レースなどをイメージしたパッケージは、何歳になっても少女の気持ちを思い出させてくれます。プレゼントにもぴったりということで、選ばれる方も多くなっています。

限定デザインで特別感を演出

各ブランドのコンセプト感を尊重しつつも、その時期にしか出ない限定デザインもあります。普段のパッケージとは違うという特別感から購買意欲が高まるため、そのデザインにも力が入ったものが非常に多くなっています。

例えばカネボウが毎年1年に1回だけ発売しているミラノコレクション。少しレトロな雰囲気、高級感を持ち合わせたデザインは毎年変わり、その年によって厚みがあるパッケージ、持ち運びに便利な薄型のパッケージが交互に登場しています。

持ち運びたいという方は薄型のパッケージが出るたびに2つまとめて購入するという声もあり、この戦略は成功していると言えるでしょう。

キュートな猫や上品な花の模様が特徴的なポール&ジョー。定番のデザインも人気ですが、シーズンごとに新しいパッケージが登場し、そのどれもが乙女心をくすぐるようなデザインになっています。価格も手頃で、つい集めたくなるという声もありました。

有名ブランドならではのシンプルなデザイン

シャネル、イヴサンローラン、ディオールなど、世界的に有名なブランドのコスメはシンプルなパッケージのものが多いです。

黒字に白でブランドロゴのみを配置しているようなものも多く、シンプルでありながらひと目でどのブランドのコスメか分かるという洗練された美しさを楽しむことができます。

とくにイヴサンローランのリップは年代を問わず人気がありますよね。リング上に連なったブランドロゴと、ひと目で何色のリップか分かるという便利さを兼ね備えた優秀なデザインです。

最近コスメラインを登場させたルブタン。ルブタンと言えば赤いソールのヒールが人気ですよね。コスメにもその特徴を生かし、赤、ピンヒールなどを連想させるパッケージが多く登場しています。

素朴なパッケージでナチュラルな印象を

紙のパッケージ、手書き風のフォントなどを用いた素朴なパッケージは、まるで手作りのようなナチュラルな印象を与えます。

植物成分の力を売りにしているブランドや、シンプルな設計の化粧品が人気のブランドなどはこのような素朴なパッケージで商品の魅力を伝えることが多いようです。

また、シンプルで素朴なパッケージはインテリアの邪魔にもならず、部屋に置く化粧品にもこだわりたい、あまりに可愛すぎるパッケージは恥ずかしいという方にも人気です。

自然派のスキンケアアイテムを多数販売しているLUSHは、黒の紙パッケージが特徴。ユニークな商品名も手書き風で記されており、使うたびに心が安らぐようなひと時を楽しむことができます。

植物の素材や香りを存分に楽しむことができるTHE BODY SHOPも、シンプルにその植物の写真をプリントしたパッケージが特徴的です。

ひと目でその商品がなんの香りなのか、どのような効能が期待できるのかを確認することができます。シンプルながらカラフルなパッケージは、思わず集めたくなってしまいますね。

キャラクターとコラボした限定デザイン

マキアージュ 美少女戦士セーラームーンコラボ
画像引用元:美少女戦士セーラームーン
25周年プロジェクト公式サイト

http://sailormoon-official.com/goods/
cosme/170126_02_maquillage.php

人気キャラクターとコラボしたデザインを採用する化粧品ブランドも多数あります。

その化粧品の購入層を絞り、当時を思い出させてくれるようなものや、最新のキャラクター、定番のキャラクターとのコラボによってさらに購買意欲を高めるという戦略です。

キャラクターとコラボしたアイテムは数量限定、期間限定で発売されることが多く、その特別感も魅力的ですね。

マキアージュと美少女戦士セーラームーンがコラボしたファンデーションのコンパクト。よく見るとセーラームーンのモチーフが散りばめられており、マキアージュのターゲット層である20代後半から30代女性の心を鷲掴みにしました。

低価格で様々な香りを楽しめるフレグランスブランド、ボディファンタジーと、世界中で大人気のキャラクター、ケアベアのコラボしたパッケージが楽しめる限定ボトルも人気です。

その香りの雰囲気に合わせてカラフルなケアベアたちのイラストが描かれています。

すぐに内容が分かる使いやすいデザイン

同じブランドのアイテムを複数持っていると、どれが何のカラーだったかいちいち開封して確認しなければならず、忙しい朝には時間のロスにつながってしまいます。

そんな忙しい女性に人気なのが、すぐに内容が分かるデザインのもの。パッケージそのものが色味を示していたり、透明のパッケージで中身がすぐに見えるものなどが人気です。

アイシャドウの中でも使いやすく粉質がいいと人気のサナ・エクセル。パッケージのフタ部分が透明になっており、豊富なカラーを揃えてもすぐにどれを選べばいいか確認することができます。

フタが透明なパッケージは安っぽい印象になりがちですが、サナ・エクセルのアイテムはブラウンとゴールドで統一されており高級感を楽しめるのも魅力的ですね。

高級ブランドのコスメはパッケージが統一されているためいちいち開かないといけないものが多いですが、ディオールのリップティントはパッケージがそのリップのカラーを示しており、ひと目でどの色なのかを確認することができます。

見た目のままに発色するという優秀さも人気の理由の一つ。大人っぽいカラーから愛らしいカラーまで揃い、カラフルで見た目にも楽しいため、つい集めたくなってしまいますね。

化粧品のパッケージデザインに強いデザイン会社3選

本サイトで取り上げているデザイン会社の中で、化粧品のパッケージデザインで話題となっているのは、以下の3社です。

アイディーエイ

大手とは違うコンセプトで開発された新進気鋭のメーカーの製品を多く担当。

株式会社ナノスタイルの「by HOMEOSTYLE」、日本ゼトック株式会社の「カジューレ」、「リセプトスキングロッシー」、ロゼット株式会社の「NATURE BLEND」などの事例が紹介されています。

アイディーエイの公式サイトはこちら>>

ミニラクリエイティブ

お酒や食品、お菓子などが得意なデザイン会社として知られていますが、化粧品においても、海外ブランドの輸入、日本ブランドの輸出を手掛ける(株)フィッツのボディジェルやデオドラントスプレー、ワックス類、香水といった案件も手がけており、業界でも注目を集めています。

ミニラクリエイティブの公式サイトはこちら>>

ヘルメス

こちらは新進気鋭のベンチャー系化粧品メーカーの案件に実績あり。

自然派ナチュラルブランド「ハイム化粧品」、株式会社ジェニュインのヘアスタイリング剤、株式会社ビ・メークの「VAN-VEAL」などが代表例となっています。

ヘルメスの公式サイトはこちら>>