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Vol.1 デザインが持つ力でブランドが構築される

パッケージデザインとは何かを、「ブランドそのものを創るもの」であると定義し、その力や効果、もたらす影響といったものを考察していきたいと思います。

とある有名クリエイターの方が、以前、こんなことを言っていました。かのマリリンモンローも愛用したとされるシャネルの香水「No.5」。これは、たとえ中身が本物であったとしても、ペットボトルに詰められて道端の露店で売られていたら、それはもう、シャネルではない、と。極端な例ではありますが、大変わかりやすいですね。シャネルがシャネルである所以は、あのロゴマークがデザインされた容器とパッケージがあってこそ、という訳です。

そしてこれは、何もシャネルやグッチ、エルメス、ロレックスやオメガといった高級ブランドに限ったことではありません。それこそ100円の商品であろうと、100万円の商品であろうと、パッケージデザインは、価値や親しみ、好感、お買い得感といったものを感じてもらい、商品の立ち位置を決定づけるものです。これがすなわちブランディングというものなのです。

身近な例で言えば、現在40代以上の方であれば、ビールのドライ戦争をご記憶でしょう。それまでキリンビールの一人勝ちであった市場に、アサヒが辛口のドライビールを、シルバーメタリックの缶とラベルデザインとともに投入。各社も、似たようなシルバー基調のパッケージデザインでドライビールをこぞって投入しましたが、生き残ったのは本家のアサヒのみでした。 

一方、それ以前のブランドイメージを一新するために、パッケージデザインを全面変更するという事例もあります。これまた40代以上の方であれば、雪印→メグミルクの騒動をご記憶のことでしょう。偽装表示問題で社会的信用に大きな傷を受けた雪印。それまでお馴染みだった青と白のパッケージデザインを捨て、赤を基調としたデザインの新ブランド「メグミルク」にブランドを一新し、生き残りを賭けたのです。

以上の通り、パッケージデザインというものは、ブランドそのものを創り上げることと、密接に関わっていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

では、いざパッケージデザインを制作するという時、どのように考えていけばよいのでしょうか?こちらについては「Vol.2 売れるパッケージデザインの条件とは」のページをご覧ください。

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