書籍の装丁デザイン会社探しをする前に、デザインが及ぼす影響や事例を紹介し、話題の制作会社もピックアップして取り上げたいと思います。
書店で書籍を購入する際、本のタイトルや作者、話題や人気で本を選ぶ人の少なくないでしょう。ただ購入の後押しをしたり、逆に購入を思い留まらせたりするのが書籍の装丁です。人によっては書籍の装丁で思わず購入してしまうケースもあるでしょう。
装丁とは書籍の表紙デザインの事であり、書店に行けば一番先に目にするポイントです。書籍の装丁がちょっと気になると、ついついどのような本なのか気になって手に取ってしまうことでしょう。逆にタイトルだけならまったく気にならない本もあります。そしてその本に抱くイメージも装丁によって変わってくることでしょう。まさに電子書籍にはない魅力です。
書籍の装丁のありなしでタイトルの持つイメージがどれだけ変わってしまうのか、実例を紹介してみましょう。
2016年の本屋大賞にもノミネートされ、映画化で話題作になった人気小説に『君の膵臓を食べたい』があります。タイトルだけならホラーなのか、サスペンスなのか、と思ってしまう人もいるでしょう。ですが、書籍の装丁を見ると若い男女が桜が咲く土手にいる綺麗なイラストで、これを見ればホラーでもサスペンスでもない、ラブストーリーなのではと思わせてくれます。
ラブストーリーなのに『君の膵臓を食べたい』ってどういうことなんだろう、と興味を持ってしまうでしょう。まさに書籍の装丁デザインの力によるものが大きいと言えます。
タイトルだけでは伝わらない書籍の内容は、書籍の装丁デザインで大きく変わります。いくら本の内容が素晴らしくても、手に取ってもらえなければ埋もれてしまうものです。そのため書籍のジャンル、ターゲットに合ったデザインが提案できる業者選びは重要になってくるでしょう。
数あるデザイン会社の中で書籍の装丁のデザインが得意で、評価の高いデザイン会社は、以下の3社です。
『神様のシナリオ』や『うち野菜でつくるおいしいごはん』などの可愛らしいイラストのデザインが特徴です。また学校のパンフレットやポスターなど、冊子類のデザインも人気です。
日本文化とも言えるマンガや書籍などのデザインをメインとしておこなっている会社です。TVアニメにもなっている『ぐらんぶる』が有名です。その他にも『ポスト3・11の子育てマニュアル』などのような専門書や実用書も手掛けています。
書籍の装丁デザインだけでなく電子書籍の表紙や写真集・フォトブックなどを手掛けている会社です。自分刺やデザイン名刺、ポートレート撮影など企業だけでなく個人のトータルブランディングデザインにも定評があります。