パッケージデザイン会社探しをする前に、デザインが及ぼす影響や事例を紹介し、ラベルシールのデザインを対応している制作会社を紹介したいと思います。
商品のパッケージデザインを考えるにあたって、絶対に手を抜けないのがラベルシールの作り込みです。どれだけターゲット層に人気のある芸能人を起用して大々的なキャンペーンを行っても、商品のデザインそのものであるラベルシールの出来が悪ければ、消費者は商品を購入してくれません。売れる商品には、一見するだけで「商品を購入するメリット」や「イメージ」が伝わる完成度の高いラベルシールが使われています。極端な話、オーガニックをうたう基礎化粧品のラベルシールが毒々しい紫色を中心としたパンクなデザインだったら、消費者は誰も手に取ってくれないでしょう。消費者が実際に自分の目で見て、手で触れて確かめることのできるものだからこそ、ラベルシールの作り込みは商品のイメージを大きく左右できるのです。
例えば、1988年に女性の研究者が女性のために開発した大塚製薬の「ファイブミニ」は、長らく元気さや明るさをイメージさせるオレンジ色のラベルシールが使われていました。食品に限ったことではありませんが、特定の色やロゴを長く使い続け、消費者から「この色の商品はあの会社のもの」「このロゴといえばあのブランド」といった認知を得るのは、ブランディングとして非常に効果的な手法です。
しかし、より若い女性世代からの興味を獲得するために、大塚製薬は「ファイブミニ」の液体にリコピンを加えてピンク色に変え、ラベルシールをピンク中心の女性らしいデザインにリニューアルしました。「この色といえばこのブランド」という認知度を重視するメーカーにとって、内容物やラベルシールデザインの変更は、市場の顧客に受け入れてもらえるかどうかが分からない大きな賭け。結果として、21年ぶりに行われた2017年の大幅リニューアルは若い女性層から受け入れられ、商品の売り上げも伸びたとされているのです。
ポイントとなったのは、液体の色をオレンジからピンクに変えたことだけではありません。液体の色に合わせて、新しい「ファイブミニ」のラベルシールは、ひと目でどういう名前の商品なのかが分かるよう商品名を大きくしています。以前のラベルシールにあった読みづらい英語表記の説明を外し、商品名の背景を白、それ以外の部分をピンクのツートンカラーにすることで、ぱっと見の分かりやすさや可読性を大きく向上しているのもポイントです。
もし、旧パッケージのラベルシールデザインをそのまま使っていれば、液体のピンクとラベルシールのオレンジ色が調和せず、違和感のあるデザインになったでしょう。
このように、開発の経緯や商品としての中身がほとんど同じものでも、ラベルシールという見た目を変えると訴求するターゲットを広げたり、新たな商品イメージを付け加えたりすることができます。新商品の開発時はもちろんのこと、商品のリニューアルや、これまでのブランドイメージを打破したい場合も、ラベルシールデザインにこだわるのがおすすめです。
ただし、商品の背景やターゲット層に刺さるデザインを考えるのはけっして簡単なことではありません。大切な商品の見た目を左右するデザインだからこそ、ラベルシールのデザインは実績があり、評価の高いパッケージデザイン会社に頼みましょう。
本サイトで取り上げているデザイン会社の中で、ラベルシールのデザインが得意なおすすめのデザイン会社は、以下の3社です。当サイトで紹介しているラベルシールのデザイン制作会社の中から、商品パッケージの制作だけではなく、商品の開発からパッケージデザイン、販促ツール、広告・PRに至るまでワンストップで対応してくれる会社を3社紹介。※50音順(2021年6月調査)
パッケージデザインを中心としてさまざまなデザインを手がけている同社は、マーケティングに基づいたデザイン開発が特徴です。お客様と密接な関係を築き、ともに考えながら新しいデザインを提案。これまでに20業種・100社以上との取引実績を持っています(2022年12月時点)。
担当ディレクターとデザイナーにより商品企画からトータルデザインの製作、納品管理までを実施。スムーズな制作進行を行うために全ての窓口をデザイナーが担当している点も特徴です。商品をPRするためのチラシやカタログ・ポスターなどのツールの製作にも対応。
ヘルメスは、食品から店舗の空間デザインまで、幅広いデザインを請け負う老舗のデザイン会社です。カルビーやハーゲンダッツジャパンなどの大手企業のデザインも数多く担当しており、化粧品などの差別化にも意欲的に取り組んでもらえます。
【デザイン会社:アソボアド】
近年、感染症拡大の影響で需要が増えているのがアルコールジェルです。アルコールジェルは、以前から多くの商品が各社から発売されており、効果も似たようなので差別化を図りづらい商品でした。そこで、ラベルデザインを一新することにより、他の競合商品よりも目立つよう意識しました。
クリアボトルに貼られた透明感のあるブルーのラベル。使用する色をブルーと白の2色に限ることで、スタイリッシュな雰囲気と清浄アイテムという商品特性を最大限にアピールしています。アルコールジェルなどの除菌や洗浄アイテムは効果が目に見えづらいため、文字で効果を説明するデザインがどうしても多くなりがちですが、背景に凝ったグラフィックを入れることで、他とは違う高級感のあるワンランク上の商品イメージを作ることができました。
また、ラベル上部には商品名、右側には商品説明、左側には含有成分と機能をまとめ、視覚的に必要な情報がしっかりと認識できるレイアウトを構成しています。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
上質紙を採用しており、光沢がないマットな質感の原子なので取り扱いやすいステッカーになっています。可愛らしいクーちゃんを中央部に配置しており、宝くじのテーマを伝えられるステッカーになっているでしょう。細部まで色の再現性にこだわって制作しており、色が暗すぎないように調整しています。そのため緑色の背景にクーちゃんのオレンジ色が映えているでしょう。さらに文字は青と赤を使用し、目立たせたい「宝くじ」の文字は赤色にすることで、宝くじのステッカーということが瞬時に判断できます。また白で縁取りをすることで、ステッカーが一枚ごと分かりやすくしているのも特徴のひとつ。
宝くじを多くの方が身近に感じてもらえるように考えたステッカーなので、どこに貼ってもおかしくないよう可愛らしさも追及した高いデザイン性になっているでしょう。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
「レトロブーム」がZ世代などを中心に盛り上がっており、トレンドを追求するようレトロ感のあるポップな雰囲気になるようデザイン下飲料ラベルの制作事例です。レモンという酸っぱさを伝えるのではなく、ポジティブさをしっかりとアピールすることを心掛けて制作。全体的にグリーンとイエローを配色したことで、爽やかな組み合わせになっています。少しノスタルジーな印象を持つ女の子のイラストを描き、レモンにキスするような商品ロゴが際立っているでしょう。あえて商品ロゴは黒で描き、レモンだけをイエローにすることで、レトロなポップのデザインになっています。
レモネードという飲料水のラベルなので、冷蔵庫に入れることを想定し、水にも強いマットコート紙を採用。さらに糊も耐水性が高く、粘着力のある冷食用の糊なので、瓶に水滴がついたとしても粘着力が落ちにくく剥がれにくいという特徴があります。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
ナゴヤ美容株式会社から販売されている美容サロン専用のトリートメント「FERMENT」の商品ラベルをデザインした事例です。植物酵素を使用したトリートメントで、パイナップルやマンゴーの酵素を使用しています。そのためパイナップル・マンゴーを宝石のように表現し、ブランド名である「B×O」のロゴマークを組み合わせたデザインです。「B×O」のロゴ部分はブロンズカラー箔をイメージしており、銀ツヤネーマーフィルムを選択し、印刷によってブロンズカラー箔に仕上げています。高級感のあるピカピカとした質感で、濃紺でシンプルなデザインになっているでしょう。一目でラグジュアリーな商品ということが消費者に伝わりやすく、特別感を演出できます。髪の質感に悩んでいる方など髪の美容ケアにこだわりたい方向けに考え抜かれたデザインです。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
ラベルには光沢感があり、高級感のある和風な趣を感じさせる雲竜大礼紙を使用しています。原紙の表面の模様をランダムに配置し、和のイメージに合うようなデザインに。また凹凸感もないので、印刷の仕上がりも綺麗になっているのも魅力のひとつでしょう。お米を食べ切った後でもアート作品としても楽しめるようなデザイン性の優れたラベルになっています。シックな印象だけでなく、モダンな雰囲気もあり、誰もが目を惹いてしまうラベルでしょう。
島根県奥出雲産こしひかりをしっかりとラベルで表現できるよう、自然な雰囲気もラベルから感じられます。「仁多米」という商品名のフォントにもこだわり、手書きのような温かみのある文字を採用。日本のお米は外国の方々にも人気が高いため、外国の方にも分かりやすいようにローマ字で記しているのも特徴的です。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
岩田食品株式会社の直営店である「旬彩の国」が一宮名鉄百貨店にオープンしたことで、総菜・弁当に使用するラベルの制作をデザインした事例です。シールの原紙は和紙コットンを用いており、シール全体が柔らかな印象を与えてくれます。そのため和食の総菜にも適したシールと言えるでしょう。また糊は溶剤強粘を選定し、冷蔵庫などで冷やしたときの温度変化でも剥がれにくくなっています。
総菜・弁当の素材の邪魔にならないようにシンプルなデザインになっており、カブのイラストをハンコ調がカワイイ雰囲気に。和の要素も盛り込んでいるので、和食の総菜にもピッタリです。またシンプルなデザインのため、さまざまな総菜・弁当にも違和感なく貼ることができるでしょう。あえてデザイン性を抑えているからこそ、際立つシールになっています。
【デザイン会社:株式会社インパム】
馬の油を精製したスキンケア商品を数多く展開している「横濱馬油商店」から販売されている商品のパッケージデザイン事例です。
愛用している購入者層やブランドのイメージから考え、和紙素材の和紙金がすみを採用しており、艶のある金ベース素材の上から薄い和紙が貼られています。高級感だけでなく、和紙が持つ特有の温かみのある雰囲気も商品の魅力を伝えてくれるでしょう。ただ油や液体がにじんでしまうというデメリットも。ただ見た目のデザイン性や質感を重視することで、商品の良さをストレートに消費者に伝えやすくなっています。手に取ってもらうだけでなく、ネット販売の写真からも質感を表現できるようになり、より多くの方々の目に留まる商品ラベルと言えるでしょう。ラベルの中央部に会社名を大きく配置することで、横濱馬油商店ファンの方からも手に取ってもらいやすいのも魅力。
【デザイン会社:株式会社インパム】
横濱馬油商店から市販された爽やかな香りが楽しめる若い世代をターゲットに開発されたバームのラベルデザインの事例です。馬油というと、どうしても高齢者がターゲットになりがちです。しかし若い世代へ商品をアピールすることによって、将来的にもプラスに働くでしょう。若い世代が手に取りやすいようにお洒落な雰囲気のデザインになっており、馬を中心に描き、周りには花々を散りばめたようなデザインになっています。そのデザインから馬油という点や、爽やかさも伝えやすくなるでしょう。さらに図形に合わせて盛り上がったデザインも目を惹くポイント。若い方がお土産やプレゼントにしたくなるようなデザイン性になっているはず。あえて「馬油」という文字をストレートに伝えないことで、幅広いターゲット層を狙うことができるでしょう。3つのデザインがあり、同一ブランドで香り違いが分かりやすく表現されています。
【デザイン会社:山一株式会社】
昆布加工品などをメインとした商品展開を行っている「株式会社小倉屋山本」からネット限定に販売するブランドのラベル事例です。老舗メーカーだからこそ伝統を守りつつ革新を続けるという想いをコンセプトにしており、ネーミング・ロゴマークのデザインになっています。風呂敷を連想させるロゴマークで、角度を少し変えると「お」の文字が浮かび、商品名「OKiNI」と組み合わせることで「おおきに」という感謝の言葉が現れます。さまざまな商品にロゴマークの載ったシールを貼るため、あえてシールはシンプルに。白と黒だけで表現することで、どんな商品にも違和感なく活用できるでしょう。そのシンプルさは商品自体に自信があるというアピールにもなり、より商品の魅力や品の高さを消費者に伝えています。
【デザイン会社:ASOBOAD】
ヘム鉄は体にとって欠かせない成分であり、血液中の細胞成分のうち99%も占めるヘモグロビンを構成するために必要不可欠な成分です。そんなヘム鉄の成分を含んだサプリのラベル事例となっており、ボトルの上下に赤い線を走らせることで血液の流れをストレートに表現しています。白やピンク、赤色など様々な色合いの帯を入れることで、スムーズな流れかのような印象を与えてくれるでしょう。さらに赤はエネルギーの象徴にもなっており、バイタリティを感じさせるサプリデザインに仕上がっています。またラベルの中央部には鉄をイメージした三角錐のイラストを配置しており、文字だけでなくイラストからも「鉄」ということが分かりやすくなっているでしょう。イラストの上に重なるように商品名をデザインの一部として取り入れているのもポイントです。
【デザイン会社:ASOBOAD】
冷蔵庫の中にいれ、食品の鮮度を保つための商品のデザイン事例です。野菜などの絵柄を背景にしており、「鮮度たもつくん」という商品名をイラストにした可愛らしさ満点のデザインになっています。一瞬顔にも見えるデザインになっており、遠くからでも商品をアピールしやすいでしょう。また清涼感のあるブルーを採用し、どうしても無機質な機能商品になりがちな商品からフレンドリーさのある親しみやすさもプラス。さらに赤字でアピールポイントを書くことによって、商品の持つ説得力が伝わってきます。デザインから用途やフレッシュさが保たれる特徴をダイレクトに伝えているのもポイントに。冷蔵庫に入れたときも、パッケージの可愛らしさが消費者の癒しにもつながるでしょう。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
お茶の製造や販売を行っている会社のオリジナル抹茶缶用のラベルのデザイン事例です。日本国内だけでなく、海外にも積極的に販売を行いたいと考えており、海外の展示会にも数多く出店されています。そのため日本語での表記ではなく、ほとんどを英語での表記を採用。大きく「MATCHA」と記載し、その横に日本語でも「抹茶」と書くことによって抹茶ファンの心を鷲掴みにすること間違いなしです。とくに抹茶は海外でも認知度が高く、愛飲家も非常に多いため、抹茶を前面にアピールすることで手に取ってもらいやすくなるでしょう。
またシール自体はシンプルなものになっており、黒を基調とし、白色で文字をデザイン。最下部には緑色のラインを引き、茶葉をイメージしたデザインを取り入れています。シンプルさの中に日本の美しさも感じられるデザインになっているでしょう。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
多くの人の目に留まるようなオリジナリティあふれるデザインが魅力のラベルです。フタを密閉するかのように貼られたシールになっており、「とろりん」という印象的な言葉が大きく記載してあります。シールの形状も言葉通りトローとした雰囲気を醸し出しており、どんな商品なのか気になってしまうでしょう。
シールの上部には「純粋蜂蜜」と書かれており、実際に食べていなくても、トロッとした質感が伝わってきます。商品を売るためには手に取ってもらうことが大切です。そのためダイレクトに商品のアピールポイントが伝わってくれば、多くの消費者の興味を惹くことができるでしょう。言葉だけでなく、シールのシズク感のある形状も魅力的です。丸い瓶に合わせたシールになっているので、瓶に貼ることで全体的に可愛らしい印象を与えてくれます。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
ラグロン株式会社より販売されている安心ワックス抗ウイルスプラスの商品ラベルをデザインした事例です。ラグロン株式会社としては抗ウイルス剤を配合している点をアピールしたい、新商品として目を惹くデザインにしたいという2点を要望。そのためラベルはキラキラとした印象が特徴的なツヤ銀ネーマーを選定しており、シール全体がエメラルドグリーンと白色でキラキラ輝く高級感のある印象を与えています。またユーザーに対し、一目で商品がどんなものか伝わることも重視してデザインし、中央に盾のビジュアルの絵柄を配置。強力な抗ウイルスバリアで守られている雰囲気を表現しています。さらに最もアピールしたい「抗ウイルスプラス」は黒と黄色という落ち着いたカラーで配色することで、キラキラしたシールの中で際立たせることができるでしょう。キラキラと輝かせたい部分と、少し抑えたい部分を上手く組み合わせることで高級感とスッキリ感の両方がデザインされています。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
株式会社YHHから販売されているSNOW CUBEというチョコレート菓子の商品ラベル・表示ラベル・封緘ラベルのデザイン事例です。商品のロゴ自体が非常にシンプルであり、洗練された印象があるため、その雰囲気に合わせてラベルシールは合成紙を使用しています。合成紙はフィルム素材のため、耐久性に優れ、水・湿気にも強い特徴があるシールです。商品を冷蔵庫などで保管したとしても、シール自体が破れにくいため見た目を損なう心配もありません。
今後バリエーションを増やす可能性もあり、シリーズ展開がしやすいデザインにもなっています。基本的に商品ブランドに統一感を出すよう、ベースのデザインは統一させ、フレーバーに応じて色味を変更可能です。そこでプレーンは白、チョコレートは黒でデザイン。全体的に洗練された、少しラグジュアリーさも感じられる印象になっています。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
おうち時間も増えた方が多く、食を通じて豊かさを感じられることを意識してデザインしたパッケージです。テーブルやキッチンにそのまま置いてもインテリアとして楽しめるようなデザインを目指しており、これまでにはない可愛らしい雰囲気のシールになっています。
このデザインのコンセプトは「マルシェのようなラベル」とし、トマトの絵柄をちりばめた楽しい雰囲気を演出。さらにギザギザとした特殊なカットによって、ポップさもアップしているでしょう。あえて多くの色を使用するのではなく、限定した色にすることでポップさの中に落ち着いた印象もあるバランスのいいデザインに。
封緘シールをイタリア国旗の垂れ幕のように貼ることで、原産地も分かりやすくなり、よりオシャレな印象になっています。イタリア料理をしたいという方に訴求することもできるでしょう。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
株式会社クリーンテック販売が手掛けているクリーンエージーシリーズの商品ラベルのデザイン事例です。商品ラベルには合成紙を使用しており、フィルム素材なので破れにくく、より白さも際立つため清潔感も伝わりやすくなります。基本的に液体のボトルに貼る前提でシールを作成しているため、粘着力の高い冷食用の糊を採用。一般的な糊よりも強度もあり、湿気や水分がある場所でも粘着力が落ちにくい特性も魅力的です。
この商品にとって清潔感をアピールすることは非常に重要なので、白と青を基調にデザインしています。また赤い色で菌を描くことで、一瞬で除菌剤と分かるでしょう。様々なボトルサイズで販売することも踏まえ、あえて汎用性の高いデザインにし、同じブランドということも伝わりやすいように工夫しています。
【デザイン会社:株式会社インパム】
商品ブランドの認知度も高めたいという要望があり、シールデザインを行った事例です。「近江富士いちご」というブランド名をアピールするために、シールの中央に大きく記載。その上にはいちごのイラストを描くことで、いちごを使った商品だと一目でわかるようなデザインになっています。いちごの葉の部分を王冠に見立てることで、フルーツの王様と印象付けることに。また、いちごの中に草花をデザインすることで、自然な雰囲気も伝わってきます。封かんシールには、いちごのブランド名を記載することで、様々な味わいを楽しんでもらうこともできるでしょう。
さらに「近江富士いちご」だけでなく、同じブランドの「近江富士の恵み」も販売しているため同一ブランドと分かるように基本のデザインは似たものを採用。
【デザイン会社:株式会社キャンバス】
筑波山はヒルクライムのメッカとしても有名で、週末には多くのサイクリストが集います。一部は「ツール・ド・つくば」のコースに」なっていることも知られているでしょう。そんな筑波山の峠下に広がっている棚田で作られている「つくば米」のラベルデザイン事例です。
透明水彩を用いて、棚田や関東平野を背景にサイクリストが軽やかに山を登る絵柄を採用。水彩で描くことによって、風景の柔らかさを表現できているでしょう。つくほう米がどのような場所で大切に作られているのか、一瞬で分かるデザインになっています。またお米と言えば、比較的シンプルなデザインが多く、お米の名称だけを描くケースも多いでしょう。そのため店頭に並んだとき、より多くの方の目に留まりやすいデザインになっているのも商品アピールに役立ち、売り上げアップなどの効果も期待できるのではないでしょうか。
【デザイン会社:株式会社キャンバス】
梅畑の脇に受粉木として植栽されている小梅を活用して作った「小梅のフルーツソース」のラベルデザイン事例です。
ラベルの上部と側面には「小梅」という文字をハッキリと記し、小梅のイラストを添えることで小梅を用いて作られた商品ということが分かりやすくなっています。イラストを載せることで、小梅の美味しさがダイレクトに訴求できるでしょう。また筑波山のシルエットも一緒に描き、その下には「made in TSUKUBA」と描き起こしています。フルーツソースに興味があっても、国産志向・健康志向の方は産地を重視する傾向があり、産地が曖昧な商品には手が出しにくい特徴があるでしょう。ハッキリと筑波山で採れた小梅が使われていると分かれば、より多くの方が興味を示しやすくなります。
側面だけのデザインだと販売される際にデザインが隠れてしまうケースもあるため、店舗に並んだ時のことも考慮したデザインです。
【デザイン会社:株式会社キャンバス】
どこか懐かしさも感じるラベルデザインは茨城大学農学部炭酸部の学生が「福来(ふくれ)みかん」を用いて、サイダーの商品の企画立案・製造・販売に至るまで携わった商品です。筑波山の麓の福来みかんを用いたサイダーという点を踏まえ、その歴史的エリアであることや「福来」というネーミングの2点から大正ロマンや昭和レトロをテーマにしてデザインしています。そのため水彩画で着物の女性がみかんを摘み取る様子を描き、サイダーのイメージをストレートに表現。
サイダー自体は、ほんのりと酸味を感じる大人が好みそうなビターなテイストになっており、お酒の割剤としてもピッタリでしょう。そのため大人向けのデザインに仕上げ、フォントや色合いなども落ち着きある印象になっています。福来みかんや筑波山の絵柄も特徴的です。
【デザイン会社:山田美術印刷株式会社】
かりっとちゅうは、日本の伝統菓子である「かりんとう」のラベルデザインです。ラベルの原紙には風合いが伝わる和紙を選定し、光沢も少なく薄い髪でありながら比較的耐久性が高いという特徴を持っています。
「かりっとちゅう」という商品名にはオノマトペを取り入れ、なぜか頭に残る商品名に。オノマトペをラベルデザインにすることで、伝える内容が豊かになりつつ商品のイメージもスマートに伝わりやすいでしょう。
「かりっと」いう食感と、「ちゅう」というネズミを表現しており、ネズミの可愛い絵柄も記載しています。売り場で食べたときの食感などもイメージしやすく、その場で想像できるデザインを意識したラベルです。また華やかなピンク色のカラーも目に留まりやすく、誰かに見せたくなるような可愛いデザインになっています。
【デザイン会社:株式会社丸信】
福岡県粕屋町にある光酒造から販売されている「夢想転生」という焼酎のラベルデザイン事例です。高級感のある雰囲気を醸し出してほしいというデザイン希望があり、特別な印象を与えるブルーを採用。ブルーの再現性に優れた原紙を選定し、色も試作を重ねてイメージにピッタリなカラーへ近づけています。最終的には原紙には白地、背景色のクリームは印刷で表現することで色の沈みもほとんどなく、イメージに合った仕上がりになっているでしょう。さらにゴールドでデザイン性をアップすることによって、高級感もアップ。「夢想転生」という商品名を中央に描き、フォントにもこだわりを持って描かれています。
焼酎は海外でも人気が上がりつつあるため、日本人だけをターゲットにするのではなく、海外の方へのギフトとしても選ばれやすいデザインになっているでしょう。
【デザイン会社:有限会社セメントプロデュースデザイン】
兵庫県西宮市にある美容専門の卸販売などを担う株式会社Re riseが手掛ける新しいヘアケアブランドのラベルの事例です。天然由来成分のヘアケアシリーズでは全髪質対応でき、サステナブルな成分でありゴミを減らせるパッケージになっています。気分で香りを選べるなど、大切な人への贈り物としてもぴったりな商品でしょう。
ベルガモットやローズマリーなどの商品があり、それが一瞬で分かるように商品名に合ったデザインを描いています。シャンプーとトリートメントは基本のデザインは同じにしつつ、色合いなどを微妙に変更することで同じ商品のシャンプー・トリートメントと判断しやすいようになっているでしょう。髪のケアにこだわりを持った方をターゲットにしているため、ラベルだけで質の高さや特別さが感じられるようになっているのもポイントです。
【デザイン会社:株式会社ゴーアヘッドワークス】
熊本県天草にある天草酒造より販売している焼酎のラベルのデザイン事例です。島限定で販売しており、天草のお土産として人気の高い商品になっています。アルコール度数を抑え、飲みやすくスッキリとした味わいになっているので、お酒が得意ではない方でも飲みやすいでしょう。天草ということをダイレクトに伝えられるように天草の「A」と隠れキリシタンをイメージした十字架をロゴにしています。透明な瓶に貼ることで、光が反射し、シンプルさの中に美しい風合いが感じられるでしょう。大きなロゴの周囲には酒造の特徴や、商品の魅力を分かりやすく説明。さらにロゴの下にはローマ字表記もあり、海外の方でも商品名が分かるようになっているのも特徴的です。日本の焼酎は海外でも人気が高いため、海外への販促も意識したラベルと言えるでしょう。
【デザイン会社:株式会社ゴーアヘッドワークス】
高山市久々野町にて果物を生産している「きって農園」が手掛けているブルーベリーとリンゴジュースのラベルのデザイン事例です。「飛騨高山からの贈り物」というコンセプトがあり、切手をモチーフにしたデザインになっています。同じシリーズの商品だからこそ、メインのデザインは統一。ブルーベリーは紫色、リンゴは赤色と分かりやすい配色にし、パッとみて可愛らしい印象を受けるでしょう。大きな背景の柄もブルーベリーとリンゴをモチーフにしており、見た目にもキュートなラベルです。左上部には高山市久々野町にある船山のイラストも入っており、高山市の自然の魅力もラベルで伝わってくるのも嬉しいところ。1本だけでも可愛いデザインですが、詰め合わせで並べたときにも可愛くなるように意識して制作されています。そのため詰め合わせとして小さな子どものいる家庭などのギフトにもピッタリでしょう。
【デザイン会社:株式会社ゴーアヘッドワークス】
飛騨高山にある小屋垣内農園が手掛けている無添加のいちごで造った商品のラベル事例です。飛騨高山は標高が非常に高い、いわゆる「豪雪地帯」。そんなエリアにあるいちご農園が丹精に育てたいちごで造ったジャムは、本来の甘さをギュッと詰め込んだような味わいになっているそう。商品の魅力がラベルで瞬時に伝わるよう、いちごに雪が降り積もったようなデザインにしあげています。雪の降る気候の中で育ったことをストレートに表現しており、また「無添加」「苺がまるごと入った」というアピールポイントは目立つように黄色を採用。可愛らしさが伝わってくるフォントにもこだわりが感じられます。瓶の蓋の上部にも似たようなデザインのシールを採用しているので、商品を並べたときにも商品の魅力が伝わりやすくなっています。
【デザイン会社:株式会社丸信】
佐賀県唐津市にある鳴滝酒造が販売している日本酒の滝シリーズのラベルデザイン事例です。綺麗な水が滝から流れるような爽やかなイメージのラベルになっており、書道家による筆文字で「瀧」を描いています。中央に大きく配置することでダイナミックな滝のイメージにもマッチし、また銀色のカラーリングによって煌びやかさと爽やかさを表現。瓶の色に合わせて黒色をベースにしたラベルと、緑色をベースにしたラベルの二つを用意しています。同じ瀧シリーズと判別しやすくなるだけでなく、日本酒好きであれば2つを飲み比べしたくなるはず。また筆文字は海外からも高く評価されており、海外の方へのギフトとしても喜ばれやすいでしょう。そのため幅広い方に興味を持たれる商品ラベルに仕上がっています。
【デザイン会社:株式会社丸信】
鹿児島県南さつま市にある吹上焼酎が手掛けている芋焼酎の商品ラベルデザインの事例です。若年層をメインターゲットにしたいと考えており、これまでの焼酎らしくないデザインにしたいという希望がありました。そこでシンプルでありながら、焼酎が数多くならぶ売り場でも目立つデザインにこだわって制作。茶色の瓶にオレンジのラベルにし、全体的にまとまりのあるデザインに。一部に金箔をプラスすることで、コストをかけずに付加価値が伝わってくるラベルに仕上がっています。商品名の「はまこ」は中央に配置し、商品名の上部に英語でもオシャレにデザイン。10年貯蔵という品の高さも感じられ、部屋に置いたときにもオシャレな雰囲気を与えられるでしょう。そのためユーザーの希望した通り、従来にはない若い方でも手に取りやすいようなラベルの仕上がりです。
【デザイン会社:株式会社グライド】
加湿器の防カビ・抗菌剤の商品のパッケージとPOPシールのデザイン事例です。あえて生活空間に馴染むように商品のパッケージはシンプルにし、最低限度の情報だけを記載するようにしています。深いグリーンとオレンジのシールなので、部屋においても違和感は少ないでしょう。その分POPシールで多くの情報を消費者にアピールできるように工夫。「カビ・雑菌を防ぐ」という一番大切な商品のポイントを大きく記載しています。「植物由来」という文言も載せることで、成分にこだわっている方への販促にもつながるでしょう。パッケージとPOPシールを組み合わせることで、より多くの情報やアピールポイントをバランスよくまとめることができます。商品が店頭に並んだとしてもPOPシールがあることで目立ち、消費者にどんな商品なのか説明しやすくなるでしょう。
【デザイン会社:ココファームワイナリーオリジナル】
栃木県足利市にあるココファームワイナリーが手がける、国産スパークリングワインです。国産のワインですが、作り方は伝統的なシャンパーニュ製法を採用しており、綺麗な泡とほどよい酸を感じられる飲み口が特徴なワインです。名称は、泡が「立ち昇る」という意味と、北海道産のブドウを使用していることから「北ののぼ」と名付けられました。サミットや外相会談などの際にも、乾杯用のワインとして採用されています。
ラベルには、ワインの原料であるブドウをおしゃれなイラストで描いています。そのブドウを線で描き、周りに点や流れを付け加えることで、スパークリングワインのように泡が立ち昇っていく様子を表現しています。ラベルの色は薄い緑色にして、スパークリングワインが持つスッキリ爽やかな飲み口をイメージ。一目見て、辛口のワインであると分かるよう考えられています。
【デザイン会社:アート印刷所】
餃子はどの年代の人にも愛される美味しい食べ物です。商品数も豊富にあり、他の競合商品との差別化を図らなければ埋もれていってしまいます。まず味に関しては、京都ほぁんほぁん餃子工房舗の餃子は、プロの料理人によってすべて作られています。そのため、すべての工程にプロの目線とプロの技が反映されています。本来、どんなに美味しい物でも、1個目で美味しいと感じ、2個目からはその美味しさの感動が徐々に下がっていきます。この餃子はそうではないんですよ、2個目には1個目よりも感動を、3個目には2個目よりもさらに感動をしますという意味を込めて謳い文句に「2個目からがホンマに美味しい!」と書いてあるのだそう。それなら試してみようと思う消費者の心理を利用した、良い例なのではないでしょうか。
パッケージ写真には、子どもが餃子をほおばる写真を使用。無我夢中で餃子を口にする姿は、どんな説明よりも説得力があります。夕飯のおかずに、自分の子供が餃子を食べる姿を重ね合わせて思わず微笑んでしまうようなパッケージデザインになっています。
【デザイン会社:株式会社ヴォーズ】
アンダーアーマーの国内正規代理店の株式会社ドームが発売するプロテインです。株式会社ドームは、アンダーアーマーの販売だけでなく、プロテインやトレーニング用品の販売、さらにはサッカーチームいわきFCのスポンサーを務めるなどスポーツに特化した会社です。そのドームが販売するのがこのプロテインです。スーパーストイックという商品名を目立たせるために、力強くアイキャッチのあるPOPラベルで記載しています。文字色をシルバーにして光沢感を持たせることで、店頭に並んでいても一層目立つ様に工夫されています。
全体的な色は、ストイックさと男らしさを表現した黒を基調に、燃え上がる闘志や脂肪の燃焼を表現した赤を組み合わせています。その中に筋骨隆々の写真を使用することで、商品名のストイックさと目標とする姿を消費者に想像させやすくしています。
プロテインを購入するときに消費者が気にするものは、たんぱく質含有率です。品源は物を見る時左上から見ると言われています。最初に見る左上に大きく「97%」と含有率を示すことで、商品の特徴をいち早く伝えられるデザインになっています。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
羊SUNRISEは、希少な国産羊肉をユッケや炭火焼、鉄板焼き、串焼きとして提供する、国内でも珍しい羊肉専門店です。羊肉は牛・豚・鶏に続く第4の肉といわれており、現在羊肉ブームが起ろうとしています。さらに、たんぱく質の含有量や脂肪融点の温度などでも優れており、アスリートにはプロテインのような健康食品として、また女性にはヘルシーなお肉として重宝されています。
羊といえば全身が毛で覆われており、顔もほとんど毛で隠れています。そんな羊の顔の毛を、店名であるサンライズ=日の出とかけて太陽のように表現。羊の顔と、太陽をモチーフにしたデザインは、まさしく羊SUNRISEそのままであると言えるでしょう。
分かりやすいデザインなので、今は昔のスターバックスのロゴのように周りに店名を記載していますが、ロゴが浸透してきたら周りの文字を外し現在のスターバックスのように見ただけで何のお店か分かってもらえることを目指しています。
【デザイン会社:上田酒店デザイン事務所】
奈良県にある八木酒造が手がける梅酒です。梅酒に限らず、お酒やドリンクはデザインやイラストこそあれど、分かりやすい位置に商品名を持ってくるのが一般的でしょう。しかし、この梅酒は、商品名を一切出さずデザインだけを使用しています。そのデザインも、花札で使われる「梅」です。花札のデザインは、花札をやったことのない人にも浸透しており、梅の絵が描かれていることで、梅酒であると分かるようになっています。
シンプルでありながらも、有名なデザインを使用しているので多くの人から受け入れてもらいやすい見た目です。また、花札が好きな人や季節の贈り物として使用されることも多くあります。
八木酒造は他にも、桜色の梅酒も販売しています。桜色という事で桜の花札をデザインにあしらっており、こちらも季節の贈り物として多く利用されています。
【デザイン会社:アソボアド】
このジャムのメインターゲットは女性です。キュートなハートの装飾が施されており、「恋する」の文字がターゲットとする女性層に強く響きます。恋から連想するのは、甘酸っぱい味ではないでしょうか。どのような味なのか説明をしなくても、商品名から連想できるイメージが購買意欲に結びつきます。女性の「可愛い」と思う心にうまく訴えかけたラベルシールになっています。
また、ジャム=洋食というイメージが強いですが、そのイメージを覆す和風なデザインに仕上げています。ただ単に「和」を持ってくるのではなく、現代風のデザインと掛け合わせることで、大正モダンな雰囲気を創り出しています。多くのジャムは洋風のデザインや、果物の写真を前面に持ってきたものが多いですが、あえて和風のデザインにすることで意外性を打ち出し、他のジャムとの差別化をはかっています。和風を全面に出し過ぎると、ジャムとは違うイメージにもなってしまいますが、恋にあしらわれているハートと赤いシルエットで描かれたいちごが良い具合に和洋のバランスをとっています。
【デザイン会社:アソボアド】
ナイトケアは、眠れない夜にぐっすりとした睡眠がとれるよう作られたサプリメントです。睡眠ということで、背景には、夜の街が描かれています。映画や絵本に登場するような明かりが灯る窓がいくつも浮かぶ夜の街に、大きくかかるまん丸の月。月の上には四肢を投げ出した羊が一匹すやすやと眠っています。デザインを見ているだけで眠りに誘われるようなやさしい雰囲気のイラストを全面にデザインしています。
大きく描いた満月は面積が大きく周りの背景と比べ明度が高いため、非常に強い存在感を放っていますが、ぼんやりと光るようにやさしいぼかしをかけているため、それほど強く主張せず背景と上手く馴染んでいます。月の黄色はビタミンカラーとも言われ、元気を表す色ですが、レモン色に濃淡をつけると眠れない人に寄り添うぬくもりを感じさせてくれる控えめなカラーに変化します。
成分や用量などの機能的な情報は下方に配置し、必要な情報を伝えながらもパッケージのメルヘンチックなイメージを壊さないように配慮してあります。
【デザイン会社:アソボアド】
ココナッツオイルは、その名の通りココナッツから採れる油脂のことです。オイルには脂肪の燃焼を促進してくれる効果もあり、健康・美容品として注目されています。ラベルデザインは、ココナッツの実の内側のような真っ白な乳白色の背景に、ココナッツを二つに割った写真を使用し、一目でココナッツ商品であることが分かります。
身体にやさしく健康や美容を意識した製品であり、なおかつ素材を十分に活かしたものであるので、ラベルに派手な装飾を施すよりも、シンプルに素材そのものを押し出しています。デザインの派手さで話題になることよりも、商品特性をストレートにあらわした簡潔で清潔感のあるパッケージデザインを心がけています。
また、乳白色と相性のよいミントグリーンとビタミンカラーであるイエローが良いアクセントに。ココナッツの色を引き立ててくれるミントグリーンを主な差し色として使用しています。さらに、ココナッツ表面の茶色とも相性がよく、葉の深いグリーンと互いを強調し合い、ヘルシーかつ素朴な印象になっています。
【デザイン会社:アソボアド】
商品名のとおり、「富士山」をモチーフにしたお灸です。パッケージの富士山のイラストは、日本画に登場しそうな古めかしくも味わいのあるタッチで描き、山頂からは、お灸の煙をイメージした柔らかな煙が立ち上っています。背景には遠目に幾重にも重なる山々のシルエットが見え、周りの山からひと際目立つ富士山の大きな存在感をあらわしています。
お灸の効き目の強さによって色分けし、4つの色のバリエーションをデザインしました。効果の強弱で色分けし、弱い方から徐々に力強い色遣いに変化しています。色が与えるイメージをうまく取り入れ、伝達に活かしています。色違いが並んでいることにより、シリーズとしてのインパクトが非常にあり、消費者の目にも止まりやすいよう考えられています。
また、パッケージ前面はシンプルにするため商品名とお灸の強さのタイプのみを記載しており、誰でも安心して強弱を選べるよう配慮されています。
【デザイン会社:ココファームワイナリーオリジナル】
南国地域に生息するモモタマナの木の、果実のタネの中に入っているアーモンドに似たナッツをペーストにした商品のパッケージデザインです。大豆のようなアーモンドのような、香ばしくて美味しい商品で、まずは手にとってもらえることを意識するところからはじめました。お土産にしたくなるようなボリューム感と、内側に、モモタマナッツとは何かを解説することで、商品の背景を広げることに成功。
また、この商品はペーストになるまでとても時間がかかるのですが、パッケージもただ印刷するだけでなく、イラスト部分を木版の手押しで完成させることにより、手間暇かけた商品だと伝えたいという思いが込められています。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
奈良にあるお菓子工房「ドネードゥガトー」の、ならBonbonの商品シールは、手作りのあめを入れた容器のパッケージに使われています。シールの形状を変形にし、容器とキャップの封印も兼ねたデザインになっています。手作りで可愛らしい、ほのぼのとした感じが伝わって来ますね。
素材は3種とも和紙で、大和橘は「和紙無字」で、ジャバラとレモングラスは「和紙奉書」を選定。和紙奉書は、よく見ると薄いグレーのストライプが入っているのが特徴です。和紙への印刷は若干かすれが生じるのですが、逆にその風合いが味がある感じに仕上がっています。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
「SUNSET CELLARS(サンセット・セラーズ)」は、アメリカのカリフォルニア州でワインを生産する、年間生産数わずか500ケース以下の超小規模なマイクロ・ファミリー・ワイナリー。「Sunset」の名は、創業者である夫妻の自宅があるサンフランシスコ・サンセット地区に由来しています。
現在では、世界的にも有名なワイン産地の1つであるカリフォルニア州・ナパヴァレーに隣接するスーンヴァレーに、ワイナリーとテイスティングルームを構え、20年を超える長きわたって、地元の人々に愛されるワインを造り続けています。真っ黒なボトルに真っ黒なラベルが、スタイリッシュさを演出しています。
【デザイン会社:T3DESIGN】
「ビヨンド・プレバイオ」は、乳酸菌や食物繊維、発酵代謝エキス等が配合されたサプリメント。「腸内フローラ」を整えるサポートを目的としています。
ロゴのバックには動きを感じさせる図柄をあしらい、腸内細菌がいきいきと広がっていく様子を表現。また晴れた日の青空を思わせる清々しい白と青の色使いにより、心身にすっきりとした爽快感を与えてくれる上質なイメージを追求。
文字情報は控え、過度なアピールを排することで誠実・清潔な印象を高め、体に良いものや安心して飲めるものを求めている消費者の信頼感を得られるようにデザインされています。
【デザイン会社:T3DESIGN】
チアシードとは栄養バランスに優れたスーパーフードとして知られる食用種子のことで、水分を含むと約10倍に膨らむことから「満腹感を得やすい」とダイエット向きの食材としても注目を集めています。
三井食品の「CHIA SEED」は、チアシードを果汁で飲みやすく仕上げたオリジナルドリンク。どんな商品なのかがひと目で分かるよう、情報を抑えたナチュラルな印象にまとめました。
白いラベルの両端にはボタニカルモチーフをあしらい、スーパーフードの持つオーガニック感を演出。内側に向かってゆるやかな弧を描くことによって、すっきりとシェイプされた美しいウエストを想起させている点がポイントです。
トレンド感あふれるおしゃれなデザインの中にさりげなくダイエット効果を訴求し、ターゲット層である健康意識・美意識の高い女性の心に届くよう仕上げられています。
【デザイン会社:T3DESIGN】
「自然・健康・楽しさ」をテーマに、ハーブやアロマテラピー関連の商品を提供している生活の木。「生活の木のスーパーフード」シリーズは、やや敷居の高い印象のあるさまざまなスーパーフードを、日常の食卓に気軽に取り入れてもらおうと開発された商品です。
パッケージデザインでは、ほどよい情報量を盛り込むことにより、気軽に手に取れる親しみやすさを意識。同時に写実的な素材イラストと英字表記の商品名によっておしゃれで上品な印象を持たせ、スーパーなどに並ぶ一般的なエゴマ油等とは一線を画する特別感を演出しています。
生活の木のコアターゲットは、20~40代の女性。仕事や育児などで多忙なターゲット層の消費者が「これなら」と手に取りたくなる、親しみやすさとリッチ感の絶妙なバランスが光るデザインです。
【デザイン会社:KYO2デザイン】
食材のオンライン通販も手掛けるこだわりのイタリアンレストラン「ベジマンマ ヴァードリズム」の国産キャビアです。高級食材、かつ販売価格も11,500円とリッチであることを意識し、外箱・ラベル・瓶のすべてに特別感あふれる意匠を凝らしています。
黒と金で色合いを統一しスッキリと洗練された印象に。また化粧箱にはブランド名の「VEGEMANMA」のみを印字することで、ジュエリーボックスを思わせるラグジュアリー感を醸し出しています。
ラベルの中央部にはチョウザメのイラストとともに「国産」の文字を配置。添加物や化学調味料を使わない健康的な食材にこだわっているベジマンマの想いをしっかりと反映し、消費者に安心を伝えられるよう配慮されたデザインです。
【デザイン会社:KYO2デザイン】
尼崎の伝統野菜である「一寸そらまめ」をオイルに漬け込み、手軽に美味しく食べられるようにした商品です。先に販売されたシリーズ製品には「小松菜のやみつきオイル」があり、どちらも尼崎の野菜「あまやさい」をPRすることをコンセプトとしています。
外箱に用いられた繊維感のある用紙や丸みのある可愛らしいフォントで、伝統野菜のイメージに合うよう素朴でナチュラルな雰囲気を演出。同じシリーズの製品「小松菜のやみつきオイル」ともテイストを揃えており、この商品を手に取ったとき同シリーズの別製品を想起させ、別製品を気に入った人にも積極的に手を伸ばしてもらえるような工夫がなされています。
瓶に貼るラベルは透明にし外箱の窓から中身が確認できるため、食品としての安心感を高めつつ、美味しそうな見た目で購買意欲をそそる作りになっています。
【デザイン会社:KYO2デザイン】
「ゴロッとトマト」は、大き目にカットした兵庫県産のトマトをたっぷりと使ったトマトピューレ。尼崎の人気イタリアンレストラン「ベルドゥーラ」のシェフである田中孝治さんの監修による、トマトの美味しさをぎゅっとつめこんだ商品です。
「トマト」をしっかりと表現するため、ラベル中央にはみずみずしいツヤのあるトマトのイラストを大きく配置。トマトの魅力を存分に味わえる商品の魅力がストレートに刺さるよう、インパクトを持たせています。
首下げPOPには簡単な商品説明とともに、「ゴロッとトマト」を使ったレシピ例を記載。味や使い方を具体的に想起させることで、消費者の興味をより強く誘うデザインとなっています。
【デザイン会社:KYO2デザイン】
「シャトー・シモン」は、甘美な味わいと花のようなアロマが特徴のソーテルヌ(ソーテルヌ地区で造られる、極甘口の貴腐ワイン)。兵庫のレストラン、ラ・リビエールのシェフとソムリエが直接現地に赴いてセレクトした、こだわりのワインです。
ワインそのものが持つ美しいイエローゴールドの色合いを活かすため、ラベルはシンプルにデザイン。さらに印字やキャップシールも金色に統一し、中身とビン、ラベルが揃って溶け込むような色合いになっています。特別な日に手に取る一本としても相応しい、品のある高級感が漂います。
軽やかで可愛らしい印象のイラストがあしらわれている点もポイントで、甘口でありながらも重くなりすぎないシャトー・シモンの味わいを表現するとともに、おしゃれさやほどよい親しみやすさをプラス。ワインに詳しいユーザーはもちろん、甘口ワインを好む女性や、おしゃれで飲みやすい一本を探しているライトユーザーの心にも届きやすいデザインに仕上がっています。
【デザイン会社:ヘルメス】
「バル」は、壱岐島産オリーブ100%のエクストラバージンオリーブオイル。フルーティかつ上品な香りとピリッとした味わいが特徴で、料理にはもちろん、お酒ともぴったりの商品です。
「バル」という商品名や「お酒に入れても楽しめる」という特徴から、デザインは全体的に明るく賑やかな雰囲気に。ビンそれ自体も、ワインボトルを思わせるような形になっています。オリーブの葉や実、したたるオイルを思わせる雫のイラストをちりばめ、のどかなオリーブ園の風景や、壱岐島の活気を表現している点もポイントです。
どこか昭和レトロな印象を与える「バル」のフォントにも注目を。明るく親しみやすいバル(酒場)のイメージを喚起するとともに、若い世代の興味を惹くデザインにまとめています。
【デザイン会社:ヘルメス】
「鴨とゆずのまぜ麺たれ」は、その名の通り麺にかけて味わうための商品で、蕎麦やうどんといった和風の麺料理はもちろん、パスタや中華麺との相性もばっちり。自宅で食事をするシーンが増えている2021年の時流に沿った、「手軽に美味しい」を楽しめる商品です。
デザインの肝は、老若男女を問わず誰もが手に取りたくなるような親しみやすさ。ゆずを思わせる明るいイエローをベースに、鴨とゆず果実のイラストをあしらい、楽しい食卓にぴったりのにぎやかな印象に仕上げています。
「まぜ麺」の文言をラベルの中央に大きく配置すること、簡単な商品説明を添えることで、商品の使い方をパッとイメージできるよう工夫してある点もポイント。主な買い手である主婦層に「簡単に使えそう」「色々なバリエーションで楽しめそう」といったポジティブな印象を与え、購買意欲を高める作りです。
暑い日が続くと、なぜか飲みたくなる水出し緑茶。多くの方がヒンヤリとした、優しい飲み心地をイメージするはずです。そんなイメージにピッタリのラベルになっており、どこか懐かしさも感じさせるデザインで、より注目されやすいでしょう。緑茶の写真もデザインされており、より分かりやすく伝わるのもポイント。お茶を全面に出すことによって、お茶愛飲者の興味を引きやすくなっています。
醤油ボトルはどこか古いデザインの印象があり、どの商品も似たようなデザインになりがちでした。伊勢蔵の丸大豆醤油は老舗の醤油屋さんのイメージを重視し、和柄のデザインを採用。柔らかなイメージをいだきやすいようにフォントにもこだわったデザインになっているので、誰からも親しまれる醤油のパッケージになっています。
極と響のロゴマークも小さくなっており、「丸大豆醤油」という製品をひと際強くアピール。ブランドを売りポイントとして目に留まるような商品になっています。
お台場にあるお土産店で販売しているオリジナル菓子のパッケージデザインです。三角という形状や中身が想像つかないようなパッケージは、どんなお菓子なのだろうと想像力をかきたてるでしょう。気になるという心理を上手くついた商品で、大人のラグジュアリーな雰囲気も伝わってきます。
さらに裏面は絵葉書として再利用することもでき、とても遊び心を感じさせるパッケージ。子どものいる家庭に渡せば、子どもの遊び道具にもなりそうです。お菓子だけでなく、パッケージでもおいしく遊べるなんて、渡す側も受け取る側も楽しい気分になるでしょう。
黒にんにくを使用したことが、すぐに分かるデザイン。黒にんにくは健康に良いと言われている食材なので、それだけでも価値はあり。ただ多くの方が、にんにくは匂いが気になるというマイナスイメージを払拭するために、パッケージに大きく「無臭」とライティング。手に取りやすいデザインになっています。
5種類の味がありますが、基本的なデザインは統一しつつ、一目で味が分かるようにデザインしているのも特徴的。スプーンですくったカレーの写真を見れば、食欲もそそられるはずです。
とことんナチュラル素材にこだわって作られた石鹸です。ココナッツの絵を描くことによって、ココナッツ配合の石鹸だとアピールでき、美容に力を入れたいと考える方の興味を引くはずです。
あえてパッケージには英語表記をメインにし、リゾート地の雰囲気を醸し出しています。肌に優しい素材を使用していることが、無意識に伝わるため、高級感も演出し、特別なアイテムとして購入意欲をかきたてられるでしょう。
ドーナツと言えば、お菓子のイメージがあり、間食として食する方も多いでしょう。あえて「朝食」というフレーズを入れることで、食事感覚で食べるものだと認識させることができます。またコーヒーカップの絵がパッケージに大きく描くことで、コーヒーとの組み合わせがGoodな商品だと感じてもらえます。
甘めのドーナツは苦手という方も、朝食として楽しめるドーナツなら購入したいと思うかも。その結果、購買者を増やすことができ、市場を拡大できるはず。可愛らしいポップなので、子どもたちからも人気を集めそうです。
かりんとうって、どこかシニアの方々が好きなイメージがある?お菓子の中でも、購入する機会は少ないかもしれません。でも可愛らしいパッケージのかりんとうなら、少し興味が湧きますよね。どんな味なのか気になってしまい、お試しに購入したくなるでしょう。緑を基調にしたデザインと赤を基調にしたデザインの2パターンがあり、どちらも若い方でも手に取りやすいデザインになっています。
みずみずしさが伝わるように水のテクスチャーをラベルの上に取り入れて、一瞬で潤い感が分かるようなデザインになっています。ナチュラルな成分を絵に描くことで、どんな成分が配合されているのかも伝わりやすいでしょう。美容意識が高い人にとって、ナチュラルという言葉ではなく、どんな成分が含まれているのかが重要です。一目で成分が分かれば、商品を手に取ってもらいやすくなるはず。
さらにアテンションシールも採用し、商品の魅力を存分に訴求できるようにデザインされています。
タレントの川合俊一氏がD&M社と共同開発したサポーターです。一目でサポーターと分かるように、パッケージ全体に装着時の写真を掲載。さらに商品の売りである川合俊一氏の名前や特徴なども大きくデザインし、日本バレーボール協会公認という宣伝も行っているため、バレーをしている方は必ず気になるでしょう。さらに一般の方々もバレー協会が公認しているというブランド力で購買意識が高まることも。「これなら安心かな」と思わせることができ、商品アピールを上手に行っているデザインと言えます。
ひざ用のほかにひじ用も販売しており、同じようなデザインで展開しています。相乗効果で販売数も向上しやすくなるでしょう。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
メモリーズから販売されているファーマーズクラフトコーラの、ボトルラベルパッケージデザインです。レモン果汁が含まれていることをレモンの絵柄で表現し、明るい黄色と華やかな緑が印象的な背景になっています。またエメラルドグリーン使いの中に白い文字で商品名などを記載。高級感もありつつ、どこか懐かしいような温かみのあるデザインに仕上がっています。派手になりすぎないように5色でまとめているのも特徴的。コーラが残っていれば黒色、空になれば透明なボトルにも映えるような色使いになっています。
シールの材質はマットな質感があり、耐久性の高いフィルム素材を使用。飲み物のボトルに貼るシールだからこそ、耐久性の高いものにしており、最後まで綺麗な状態でラベルが残る工夫も施されています。冷蔵庫などで冷やしたとしてもラベルがふやける心配もありません。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
slow&glow株式会社から市販されている洗顔とクリーム、2種類の化粧品ボトル用のパッケージラベルの事例です。この化粧品はオーガニックということがウリになっているため、その成分のイメージからシンプルで控えめな印象のデザインになっています。商品名である「punica organic」と商品名の下に描かれたラインは、金色の箔押しで目立つように仕上がっているのも特徴のひとつ。全体的にはアイボリーを配色し、文字や絵柄はグレーを使用。華やかな色使いではない、素材で勝負しようというブランドの強さが感じられます。
ラベルにはマットラミネートが施されており、高級感のある質感を演出。また耐水性にも優れており、洗面所で使用することを考えたデザインで、見た目だけでなく、使う人に寄り添った仕上がりになっています。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
湘南にあるブリュワリー、ヨロッコビールから販売されているクラフトビールのパッケージ用缶ラベルのデザイン事例です。サイケデリックな画像をデザインしており、とても華やかで、ひと際目立つデザインになっています。明るい印象のあるデザインパッケージは、つい気になり手に取ってしまうはず。パッケージからはクラフトビールとは思えず、クラフトビール好きな方だけでなく、幅広い方々に興味を抱いてもらえるでしょう。多くの人に触れることで、販売数のアップも期待できます。
またラベルの素材は耐水性や耐久性に優れたユポと呼ばれるものを採用。飲料なので冷やしたりこぼれたりするあるため、耐水性・耐久性は重要ポイントです。扱いやすいラベルにすることで、販売元のメーカーにとっても大きな利点につながります。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
湘南のブリュワリー、ヨロッコビールから発売されるクラフトビールのボトルラベルの事例です。茶色のボトルに映えるようにビビッドなピンクが印象的なデザインになっています。クラフトビールというイメージをガラッと変え、女性にも愛されるボトルに仕上がっています。可愛く個性的なデザインで書かれた「B&B」という文字や、その文字を囲む絵柄は、商品名を強くアピール。多くの方々にインパクトを与えることができ、一度は飲んでみようかなと購買意欲をくすぐるでしょう。メーカー名などは白い文字で目立たないように表記。気に入った方だけがチェックできるようにデザインされています。アルコール飲料であることがスグに分かるように、太字で「お酒」と書いたホスピタリティのあるデザインです。
飲み物に使うラベルなので、耐水性を考慮したフィルム素材を使用。キャンプや出店など、冷水で冷やすシチュエーションにも対応してます。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
しみず商店より販売されているボトル用のラベルをデザインした事例です。抗菌剤ということが一目で分かるように「抗菌」の文字を黒く大きく表記しています。パッケージのデザインはシンプルで白いボトルに、白が基調のシールになっており、真っ白なクリーンのイメージを消費者に伝えられるデザインに。そんな白いパッケージに水色のラインが一本引かれており、より衛生的な雰囲気が伝わるように仕上げているのも魅力的なポイントです。日本製という点もアピールできるように文字を囲んでおり、消費者に安心感を与えられるデザインになっています。
またラベルは耐水性を考慮した素材にマットラミネートを施しており、さらっとした質感に。より消費者が抗菌剤のイメージが伝わる工夫がされており、商品コンセプトを伝える良い商品事例になっています。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
坂城葡萄酒造株式会社から販売されている果実酒のラベルをデザインした事例です。このラベルの特徴的なポイントは和紙銀がすみという素材を使用したところ。和紙の隙間から銀色がチラッと見える特殊な素材であり、日本人にとって馴染みやすいでしょう。柔らかな雰囲気もあり、懐かしさも感じられる和紙は高級なイメージも伝わってきます。
この和紙のイメージを活かし、猫とリンゴをデザイン。カワイイデザインというよりも、昔ながらの絵柄を採用し、伝統のある酒造のイメージにピッタリです。リンゴの絵柄から分かるように、リンゴの果実酒ということがスグに消費者に伝わるでしょう。果実酒の黄色の背景に映えるように、ラベルの上部には藍色を配色。白だけの背景ではないため、ぼやけずに引き締まった印象に仕上がります。また筆文字で描いたようなフォントも、全体のラベルのイメージに適しているでしょう。
【デザイン会社:株式会社T3デザイン】
株式会社生活の木から販売されているジャムのラベルシールのデザイン事例です。日々の食卓に何気なく並ぶジャム。そんなジャムを可愛らしく彩ることで食卓も華やかに!マキベリーやアサイーなどを含むジャムは紫色、あずきとシナモンなどを含むジャムは茶色、ゴールデンベリーやゴジベリーなどを含むジャムはオレンジ色を配色。一目で味の違いが判断できるようにパッケージが考えられています。
また同じシリーズから販売されているドレッシングのラベルとのテイストも合わせており、同じブランドということが分かりやすく表現されています。ほどよくデフォルメされたイラストが商品の世界観を演出。優しく素材そのものが伝わるデザインは、ヘルシーなジャムという印象も与えます。シンプルなデザインで、日常使いだけでなく贈り物としても使える品になっているのも魅力的です。
【デザイン会社:株式会社T3デザイン】
株式会社BI-SOが販売しているVAPE(電子タバコ)用のリキッド「Frozen Juice」のラベルデザインの事例です。まずパッケージのロゴには炭酸飲料かのような爽快感を表現しており、どこか弾けるインパクトを与えてくれます。また白から青へのグラデーションを描き、より爽やかさが伝わるようにデザイン。大きめのフルーツが水の中で揺らいでいるデザインもメンソールのスッキリ感を色で表現しています。
商品自体は非常にコンパクトなため、どうしても売り場では目立ちにくい存在になりがちです。実際に販売されたこともイメージし、一目でフレーバーが何かが分かるようにフルーツを大きめに配置。視覚的にアピールすることで文字を読まなくても、どんな商品なのか分かるようにデザインが考えられています。可愛らしいデザインなので、女性でも気軽に手に取れるデザインです。
【デザイン会社:株式会社T3デザイン】
株式会社フィッツコーポレーションから市販されているヴィーナススパ「I’M A ROSE」というブランドのヘアフレグランスとボディエマルジョンのパッケージデザインの事例です。ブランドのイメージに合うようにバラをモチーフにしており、それぞれのフレグランスが表現している女性の魅力が輝く世界観をイラストで表しています。淡いピンクや水色を使い、バラの絵柄をデザイン。ふんわりと柔らかな女性像を演出しています。また、あえてラベルの縁は手作業でカットしたかのような処理に仕上げており、繊細なイメージも感じさせます。
さらに、ブランドのラインナップを同じデザインのラベルシールを活用することで、同じブランドの人へのアピールにもつなげています。また商品を新たに使った方の評価が高ければ、同じラインナップの商品を集めたくなることも。同じデザインなら商品を並べたときに、違和感もありません。
【デザイン会社:株式会社T3デザイン】
三井食品株式会社から販売されており、ほどよい粗さが魅力的な鮭フレークのラベルデザインの事例です。国産の秋鮭を使用した鮭フレークで、着色料を使用していない素材そのもののうまみを活かした商品。その商品の魅力を素直に伝えるために、シンプルで力強い文字を大きく配置しています。「国産」という文字が一目で分かるように赤色になっているのも特徴的。また手書きのイラストを組み合わせることによって、温かみのあるデザインになっています。食卓に出した時にも違和感がないように考えられたとてもシンプルなデザインです。
また紫色のかぶせ紙を組み合わせることで、粗っぽさの中に上品な印象も。自分用だけでなく、贈答品にも使えるのが魅力のひとつです。
【デザイン会社:アソボアド】
クーリッシュは、冷感素材のつけ心地が魅力のマスク。長時間つけていても痛みが生じにくく、快適に使用できる商品です。吸湿性と放湿性に優れた素材を用いているため、つけていても、蒸れたり擦れたりしにくいのも嬉しいポイント。水洗い可能で、洗って繰り返し使えるのでとても経済的です。
パッケージの中央にはマスクの商品写真を配置し、周りを冷たい風が吹くようなイメージで流れるような模様が描かれています。上側にはアイスを砕いたような画像が描かれ、その上にインパクトが強い商品名が配置されています。商品名の上に2匹の可愛らしいペンギンが描かれているのがポイントです。
パッケージの下側には涼しげな氷の画像が描かれ、まるで南国の空の上にマスクが浮かんでいるようなイメージに仕上げられています。クーリッシュは氷をイメージした涼し気なデザインなので、暑い日であってもマスクに対する抵抗感を和らげることが出来そうです。
【デザイン会社:アソボアド】
緑の支柱パッカーは、イボ竹やアーチパイプ、トンネル支柱などを止められるアイテム。パッケージは野菜や葉っぱをイメージさせるグリーンであり、農業や園芸に使用する商品であることが連想しやすい仕上がりになっています。
グリーンをベースに、イエローやオレンジなど明るいカラーを使用しているため、フレッシュな印象を感じられるのが特徴。 ガーデニングや家庭菜園を趣味としている方は、このような商品を使いたいけれど名称がわからない状態でホームセンターを訪れるケースがよく見られます。
パッケージに写真が載っていたり、支柱サイズが大きめのフォントではっきりと表記されていたりするので、パッカーを探している方の目にとまりやすいと言えます。
【デザイン会社:アソボアド】
クレアクリンアルカリ洗浄水は、優れた洗浄力を持つ商品です。除菌や消臭効果が期待できるのが魅力。高い浸透性を発揮し、油分を分解する作用もありますが、酸化を防ぎ金属腐食が生じないのが特徴に挙げられます。
パッケージには、オレンジ色の背景に、光のラインが入ったパワフルなイメージ画像をバックに、弾けるように躍動する水が描かれています。そして、水から飛び出すように商品名が表示されているのがポイントです。ラベルの下側は、上側とは異なり穏やかなイメージの波が描かれており、商品の特徴を3つアイコンで示されています。青い波はみずみずしさを演出しており、アルカリイオン水という商品を表現しています。
濃い青色を使用することで背景色であるオレンジ色とのコントラストが生じ、遠くからでも視線を集めやすいでしょう。
【デザイン会社:株式会社ヴォーズ】
ぽたどーれドレッシングは、株式会社TTCが手掛けているアイテムです。株式会社TTCは静岡県熱海市にて、ブランド品の企画や開発、食のテーマパークの開発、道の駅運営、観光土産品の開発や販売など幅広い事業を展開していることで知られています。
ぽたどーれごま味のパッケージには、鍋の中でさまざな具材が混ざっていくようなイメージで渦巻きをモチーフにロゴデザインされているのが特徴です。
「ぽたっ」というドレッシングの濃厚さを消費者に伝えるため、商品名の「ぽた」を大きく表示しているのだそうです。ごま味のほかに、かぼちゃやとうもろこし、にんじん、玉ねぎ、わさびなどの味が発売されており、各味ごと手書き感あふれる優しい雰囲気のイラストが作成されています。
透明な容器に詰められていてドレッシングの色味がよくわかるようになっており、その上にイラストが描かれているので迷わず商品を選べそうです。
【デザイン会社:株式会社ヴォーズ】
烏龍茶ミルクは、株式会社エスプリが発売するアイスクリームです。株式会社エスプリは、東京都北区に本社を構える企業であり、食品総菜の企画や開発、製造、販売などを手掛けている企業として知られています。
烏龍茶ミルクは、烏龍茶とミルクの組み合わせのアイスクリームであり、コクのある味わいが特徴の商品です。ラベルデザインに烏龍茶の写真が用いられていて、カラーはミルクとお茶がミックスされた色味となっています。商品名とアイスクリームという表記がされており、一目見ただけでどのような商品なのか消費者に想像させやすくしてあるのもポイントでしょう。
細かなところまで丁寧に描かれ、美しい仕上がりとなっています。テーパーのついたカップに対応できるような加工がされているのが特徴です。烏龍茶ミルク以外にも、マンゴー味や杏仁豆腐味などの味が発売されているようです。
【デザイン会社:ASOBOAD】
オリーブオイルを原材料にしている上質な石けんのシールラベルのデザイン事例です。オリーブオイルが原料と一目で分かるように、オリーブの実の絵柄がシールにデザインされています。柔らかなベージュで描くことによって、オリーブを主張しすぎないのもポイント。あえて控えめにすることで、身体への優しさや石けんというイメージにピッタリでしょう。中身の色のトーンと合わせることで、統一感も生まれます。また品を感じさせるフォントも魅力的。全体を白色に配色し、商品名は黒で書かれてあるためインパクトも大です。またブランドロゴだけはカラーを加えることで類似商品との差別化も図れ、さらにブランド名もアピール。決して派手すぎることのないラベルなので、部屋のどこに置いてもマッチするので消費者の心を掴みやすいでしょう。
【デザイン会社:株式会社丸信】
コーヒー商品の製造販売を手掛けている寿屋珈琲飲料社から販売されているギフト用商品ラベルのデザイン事例です。寿屋のコーヒーということが連想しやすいように「寿」の文字をアレンジしたシンボルマークをデザインしています。すべてのパッケージにシンボルマークを載せることで、ブランドの統一感が生まれるでしょう。またギフト用ということで、オシャレかつ品の良い雰囲気が演出できるようなデザインを採用。シンプルでありながら、高級感も引き立つカラーリングになっています。黒い袋には赤と黒をメインに採用し、白い袋には赤と黒、黄色を選択。そのため白い袋の方が明るい印象となり、3袋並んだ時に暗い印象を与えません。コーヒーの本場であるイタリアの風合いも感じさせ、幅広い方々への贈り物としても恥ずかしくなく、非常に凄く喜ばれるでしょう。
【デザイン会社:株式会社ヴォーズ】
小樽飯櫃から販売されている「タラバガニしゅうまい」のシールラベルのデザイン事例です。商品を選ぶ購入者の気持ちに立ってデザインされており、どんな商品なのかを一目で分かるようにデザインされています。商品名を大きく表記し、パッと目に留まるようなフォントを選択。さらに小樽飯櫃のブランドが伝わるために商品名の背景に薄くシンボルマークをデザインしています。また右上部に目立つよう赤い絵柄を載せているのも購入者にとっては分かりやすいポイントです。商品のポイントもしっかりと記載することで、どのような商品なのかも明確になっており、より美味しさがダイナミックに伝わる工夫もされています。非常にシンプルでありながら、伝えたいことだけをギュッと詰め込んだラベルは購入者の知りたい情報だけを伝えるアイテムになっているでしょう。
【デザイン会社:株式会社小島ラベル印刷】
株式会社赤瀬木工の商品シールをデザインした事例です。紙特有の質感を大切にしつつ、上質な紙に濃いめのネイビーをメインカラーにしています。また村田金箔製のOG3の金を箔押しで仕上げています。全体のネイビーからは明るすぎる印象を与えず、品質の高さをアピールできるでしょう。また金色だけでなく箔押しすることで、より高級な印象になっています。全体をネイビーとゴールドでまとめているので、統一感もあり、オシャレなデザインになっているでしょう。仕上がりはシートカットになっており、シートカットは台紙がシールよりも大きいため、手作業の貼り付けがしやすいのも特徴的。シールを取り扱う人のことまで考え抜いたシールラベルになっているため、非常に扱いやすいでしょう。商品を魅力的なものに魅せるだけでなく、ブランドとしての地位も高めるデザインです。