ブランディング戦略におけるパッケージデザインとは? パッケージデザイン総合解説
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Vol.8 パッケージを考える上で押さえたいデザイントレンド【2023年】

年度によってデザインのトレンドは異なり、パッケージを考えるうえでトレンドを抑えることは非常に重要になってきます。もしトレンドを押さえていないパッケージデザインであれば、売り上げにも影響をきたす恐れもあるでしょう。このページでは2023年に押さえておきたいトレンドを紹介します。

デザイントレンドを押さえる重要性

そもそもトレンドを押さえる必要はあるのでしょうか。中には好きなパッケージデザインを採用したいと考える人がいるのも事実です。しかしターゲット層とマッチしていないデザインや色を採用してしまえば、商品を手に取ってもらう機会も少なくなってしまい、売り上げにもマイナスの影響を及ぼしかねません。トレンドは現時点で多くの方が求めているデザインであり、デザイントレンドを押さえるかどうかでターゲットに上手くアピールできるかどうかが変わってくるのです。だからこそデザイントレンドを押さえる必要があり、年度に合わせたトレンドをチェックしておくことが大切になってきます。

押さえたいデザイントレンド

では2023年度で押さえておきたいでデザイントレンドはどのようなものでしょうか?ここではデザイントレンドを具体的に紹介します。

レトロ・ビンテージ

数年前よりトレンドになっているレトロやビンテージのデザインは、2023年度もデザイントレンドの一つになっています。どこか懐かしさやカッコよさが魅力的なデザインを世界中の多くの企業が採用している現状です。もちろんレトロさを出せば良いという訳ではありません。レトロな雰囲気の中にどこかオシャレさもプラスするなど、絶妙なバランスでデザインすることが大切になってきます。そのため商品のアピールポイントなども踏まえて、パッケージデザインを検討するようにしましょう。

持続可能で環境に優しい製品主導 パッケージ

パッケージデザインだけでなく、さまざま商品・ブランドが環境に配慮したものを求められています。SDGsという考え方も世界中に浸透しており、環境に配慮していない商品やブランドを買い控える人もいる状況でしょう。だからこそSDGsの考え方を採用したデザインは、ユーザーの心に響きやすく、ブランドとしての印象が良くなるなどの効果も期待できます。たとえばプラスチックのパッケージではなく、再生紙を使用するといった取り組みでもいいでしょう。パッケージデザインを考えるうえで、いかに多くのユーザーを惹きつけるかが重要なポイントになってくるのです。

自然をテーマにした「アースカラー」

海や山などの自然をテーマとしたアースカラーは、人々の心を落ち着かせるような雰囲気を醸し出すカラーです。新型コロナウィルスの影響によって人と人のかかわりが希薄となりステイホームも強いられ、さらに世界的に不安定な情勢もあったことで、自然を再認識する人が増えていると言われています。だからこそアースカラーに心惹かれる方が多いのかもしれません。すべてを包み込んでくれるようなアースカラーをパッケージに採用するのも良いでしょう。

親しみやすさ

誰からも愛されるようなキャラクターやデザインは親しみやすさもあるため、つい手に取りたくなってしまうでしょう。多くのユーザーは日常にストレスを感じており、どこか癒されたいと思っているはずです。そのため親しみやすさを追求したパッケージデザインは、ユーザーの心に響きやすいパッケージになるでしょう。エンタメ性なども上手く取り入れたデザインを検討してみてください。

書体にもこだわったデザイン

商品の印象を決定づける要素としてパッケージの絵柄だけでなく、商品名などの文字も挙げられます。たとえば筆のような文字で描かれていれば和の雰囲気が伝わり、海外の方などにアピールできお土産としての購入を促すといった効果が期待できるでしょう。もし可愛らしさを演出したいのであれば、丸文字などのデザイン性の高い文字もおすすめです。とくにセリフ書体は90年代のレトロさを出すうえでは重要なポイントになってくるので、レトロな雰囲気を意識したパッケージデザインであればセリフ書体を活用すると良いでしょう。

SNSなどの映えを意識

2023年度もSNSは多くの若者の心を掴んでおり、映えを意識したデザインは必要不可欠です。たとえば有名なインフルエンサーなどが商品を掲載すれば、一気に知名度は広がり、売り上げアップにつながること間違いなしでしょう。たとえばパッケージの外側だけでなく、内装にもこだわったデザインであれば、開けたときに消費者を驚かせることができます。ほかにもお菓子の箱としてではなく、小物ケースとしても活用できそうなデザインにするなどの工夫を施しましょう。

まとめ

ただトレンドだけを追ったデザインは、面白みや個性がなく、どこにでもありふれたデザインになってしまいます。そのため他の商品との差別化が図れない可能性もあり、多くの競合商品に埋もれかねません。トレンドを上手く取り入れたパッケージにするためには、デザインなど色々な知識が必要となってきます。社内のスタッフだけでは商品の魅力を最大限アピールするパッケージにならないことも多いため、デザインを専門の仕事にしている会社のサポートを受けるのも一つの方法です。パッケージデザインで悩んでいるのであれば、プロに任せることも検討してください。

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