こちらの記事では、東京都港区に本社を置く株式会社博報堂をご紹介しています。同社の特徴や強み、リブランディングの実績などを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社博報堂は、1895年創業の長い歴史を持つ企業です。もともと教育雑誌の広告取次店として創業した同社は、大手の広告代理店として知られています。同社の事業領域は非常に広く、マーケティングやクリエイティブアクティベーション、PR、ブランドコンサルティング、事業開発/イノベーション、メディア&コンテンツなどさまざまな領域を手がけている点が特徴のひとつといえるでしょう。
博報堂では、フィロソフィーとして「生活者発想」と「パートナー主義」の2点を掲げています。まず「生活者発想」は同社の発想の原点となっているものであり、人を多様化した社会の中で主体性を持って生きる「生活者」として捉えて深く洞察することで、新しい価値を創造していく考え方です。また「パートナー主義」とは、クライアントに対し「責任あるパートナー」としてともに語り合い、行動し、創造するという同社のビジネスの原点となっている考え方です。
株式会社 博報堂では、事業内容のひとつとしてブランドコンサルティングを手がけています。昨今はテクノロジーの進化とグローバル化が加速していることから、企業を取り巻く課題はより複雑化。その中で、企業における経営には大胆・スピード感のある変革が求められている状況です。
技術によって差別化を行うことが難しくなっている中で、どのように企業のブランドを高めて勝負していくのか、また多様なステークホルダーの期待をどのように高めていくのかといった点について、経営者に寄り添った対応を行っていきます。具体的な取り組みとしては、マーケティング領域に限らず、経営の領域からブランドパーパスや戦略の策定、ブランド体験の創造、人材育成などに加えて、経営インパクトの検証に至るまで、ワンストップのブランドコンサルティングを提供しています。
ここでは、株式会社博報堂が手がけたリブランディングとして「ニシベケミカル」の事例をご紹介していきます。どのような取り組みが行われたのか、ぜひ参考にしてみてください。
博報堂関西支社では、関西の中小企業活性化プロジェクト「the KANSAI~関西の一品を、世界の一品に。~」に取り組んでいます。このプロジェクトの第1弾として、奈良の老舗サンダルメーカーであるニシベケミカルとのコラボが行われています。
ニシベケミカルは40年ほど高品質のゴムサンダルを作っており、代表的な製品がいわゆる「便所サンダル=ベンサン」。中でも「ダンヒル」というブランドはさまざまな施設で使用されており、多くの人に馴染み深い製品となっています。
このベンサンは長い歴史の中で改良が重ねられてきた製品であり、ニシベケミカルの大切な企業資産といえるものです。そのため、「変えすぎないこと」を意識した商品開発が行われました。そこで、本来の形状には手を加えずに新たなデザインを付加する、またニシベケミカルのゴム靴の良さを活かしたデザインにするといった点が検討され、新たに「color mask」「hanao」「clear shoes」という3つのシリーズが生み出されています。
中でも「clear shoes」は高い職人技術により商品化が実現したもの。さらに、地元の靴下メーカーとも組んで、「clear shoes」にあう靴下の企画も行われています。
引用元:株式会社 博報堂公式HP <https://www.hakuhodo.co.jp> |
会社名 | 株式会社 博報堂 |
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設立 | 1924年2月11日 | |
所在地 | 東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー | |
加盟団体 | 公式HPに記載なし | |
公式HPに実績の掲載 | ニシベケミカル ほか |