東京&大阪に2拠点を展開するデザイン会社、ココティエについて、特徴や得意分野の傾向、デザイン事例、会社概要などをご紹介していきたいと思います。
ココティエは1993年に大阪を本拠として設立。地域密着型の洋菓子店のパッケージデザインを手がけたのを皮切りに、関西地区のクライアントを順調に増やしていき、またパッケージ以外にも、販促ツールやwebサイト、ブランドロゴ、店舗など、精力的に守備範囲を拡大していったとのこと。その後も業務拡大を続け、2005年には東京事務所も設立。以降は、クライアント直取引に加え、大手広告代理店・電通を通じた業務も精力的に手がけています。
また同社がモットーとしているのは「接客するデザイン」という方針。クライアントはもちろん、その商品を手にする消費者が、何を望んでいるかを、真剣に考えることが、同社の考えるデザインであるとのこと。パッケージに限らず、広告、店舗スペース、店頭POP、webにおいて、この「接客」の姿勢を貫いていると訴求されています。
そんなココティエのパッケージデザインの代表格として挙げられるのが、トイレタリーの大手、花王の各製品。これは前述した大手広告代理店・電通を通して同社に依頼されているとのこと。洗顔料「ソフィーナ」のチューブボトルや、ファンデーション「est」のポーチ、芳香スプレー「リセッシュ・ヒーリングアロマ」のスプレーボトルなどが、事例として紹介されています。ちなみに花王の案件では、店頭ディスプレイやPOP、店舗デザイン、広告なども幅広く請け負っているとのこと。
一方、競合他社ではありますが、美容師とのコラボでヘアケア製品を手掛ける株式会社ディアテックのクセ毛でお悩みの方向けシャンプー/トリートメント類「フロウィッシュ」のパッケージデザインも担当。さらには静岡を中心にエステサロンを運営する株式会社女性イキイキカンパニー(旧名・リアルブレイブ)が手がけたオリジナル化粧品「「LSC 06/33」といった、新進メーカーの案件にも対応しています。
そしてもうひとつ、パッケージデザインで同社が得意としている業種が、菓子と食品。これまた前述しています通り、同社の仕事の皮切りは、地元大阪の洋菓子店依頼のパッケージ案件だった旨が紹介されており、その頃からの同社の「伝統」として、今日まで受け継がれているものと見受けられます。なかでも注目は、海外旅行のお土産としてお馴染みの「マカデミアナッツチョコレート」。定番化しすぎて売上が横ばい状態となってしまっていたものを、旅行会社大手JTBの依頼により、新婚旅行者、とりわけ新婦が好むパッケージデザインに変更したことで、年間売上を3倍に伸ばしたとのこと。この成功を受け、同様の手法でお酒のコニャックのデザイン変更も請け負ったとのこと。なかなかに興味深いエピソードです。
引用元:株式会社cocotier公式HP <http://www.cocotier.co.jp/> |
会社名 | 株式会社cocotier |
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設立 | 1993年 | |
所在地 | 大阪市北区天神橋7-12-6 グレーシィ天神橋ビル2号館6F / 東京都渋谷区神宮前5-47-9 K-プレイス2F | |
加盟団体 | 不明/記載なし |