ここでは、東京都新宿区にあるGKグラフィックスをご紹介します。どんな特徴を持っているのか、デザイン事例や会社概要も含めて解説します。
GKグラフィックスのテーマは「生活を創るグラフィックス」です。人間が視覚情報によって得る情報量は世の中にあふれています。効果的に情報を伝えられるデザインは、人間の生活の中で当たり前のように存在していますが、当然だからこそ、あまり意識されないものかもしれません。しかし個々人の価値観に大きな影響を与えるデザインも確かにあります。
GKグラフィックスは「生活を創るグラフィックス」により、グラフィック・デザインを通して生活価値観の提案を行っているのです。GKグラフィックスでは、デザインとはさまざまな生活場面に、彩りや潤い、生活意識に美的な秩序と調和をもたらすものと捉えています。そのようなデザインを生みだすには、対象の本質はなにか見極め、伝えるための基本に対して忠実、完成度の高い内容を表現することが必要と考えているのです。
依頼者が希望するデザインを生み出すには、コミュニケーションによる意見交換が重要とも考えています。設計プロセス、企画、調査、表現まで一貫性を持った取り組みを行っているのです。また、グループ全体による協力体制が整っているのも、GKグラフィックスの強みです。グループ会社それぞれが専門分野を駆使し、連携してチームワークによって仕事を行っています。
引用元:GKグラフィックスオレンジジュース・グレープジュースを扱ったデザインです。それぞれのジュースの存在感が感じられるだけでなく、どこかジューシーさ、みずみずしさも感じられます。
100%をうたっていることから果物を前面に押し出したパッケージにしているだけでなく、それぞれのジュースの色もイメージしやすい形になっています。
どんな飲み物なのかが一目でわかるだけでなく、それぞれの味を求めているユーザーにも刺さりやすいデザインといえるでしょう。
ロゴをなぞった柔らかな曲線は笑顔をイメージしたとのことで、飲んだ際の幸福感もイメージされています。
引用元:GKグラフィックス「リプトンの紙パックシリーズ」です。GKグラフィックスでは、2010年からレモンティーに限らず、全シリーズのパッケージデザインに携わっています。
2015年にリプトンのロコがリニューアルされ、新ガイドラインも設定されました。このことは、パッケージデザインに変化と大きな影響を与えたのです。
パッケージでは、レモンティーとレモンがひときわ目立っています。レモンの新鮮さだけではなく、爽やかな感じのレモンティーや季節感がシンプルに表現されています。
リプトンというロゴをさりげなく主張しているのもポイント。伝えたい情報を的確にチョイスし、上手くまとめられているからこそ分かりやすいデザインになっています。
引用元:GKグラフィックス金缶・銀缶茶筒はその名の通り、金箔と銀箔を使った豪華なイメージを感じさせるデザインです。
焼き付けの塗装がメインだった茶筒の市場で品質の高さと品格のある商品だということを印象付けるために造られました。
電気分解による毛彫りという手法を使ってデザインされています。当時は化粧品のケースにしか使われたことがなかった手法だったのだそう。
この手法を採り入れることで、言葉がなくとも高級品であること、品が感じられる茶筒であることがわかります。伝統の技術と老舗お茶メーカーの品質がうまく融合した一品と言えます。
引用元:株式会社 GKグラフィックス公式HP <http://www.gk-graphics.jp/> |
会社名 | 株式会社 GKグラフィックス |
|---|---|---|
| 設立 | 1985年 | |
| 所在地 | 東京都新宿区下落合2-1-15 | |
| 加盟団体 | 日本パッケージデザイン協会 |