ここでは、東京・中央区銀座にある日本デザインセンターの特徴やデザイン事例、会社概要などご紹介いたします。
日本デザインセンターが生まれたのは1959年。日本の広告デザインの発展、質的向上をはかる創造集団として誕生しました。発足時、国内屈指のデザイナーやコピーライター、フォトグラファーが集まっています。出資企業も、アサヒビールや旭化成、トヨタなど、日本を代表する大手企業8社が名を連ねました。現在の受注先も同じく、アサヒグループホールディングスやJFEスチールなど錚々たる大手企業が仕事の依頼をしています。
日本デザインセンターは、デザインを通し、最高の経営資源の形成への寄与を目指しています。デザインとは物事の本質を見極めていく営みで、目に見える形にしていく技術と考えているのです。
繊細、緻密、丁寧、簡潔な日本の美意識とテクノロジーを資源とします。情報伝達においては先端技術を咀嚼し、合理的に運用していくための柔らかい頭脳や創造性を重視するのが特徴です。
代表取締役の原研哉氏は、「iF Design Award 2020」「 Red Dot Design Award 2019」を受賞。日本デザインセンター大黒デザイン研究室主宰の大黒 大悟氏は「Frame Awards 2020」のExbition of The Yearを受賞しています。
参照元:日本デザインセンター公式(https://www.ndc.co.jp/topics/)
引用元:日本デザインセンターウィルキンソンのペットボトルデザインです。スーパーやコンビニエンスストアで見かけることも多いおなじみのデザインでしょう。赤と白と透明という非常にシンプルなデザインですが、十分量の情報が見る人に伝わります。
コンセプトはシャープで力強い炭酸感と上質感で、ボトルから開発しているのが特徴です。ペットボトルや缶のデザインも含め、シャープ、力強い炭酸感がラベルにデザインされた泡で伝わってきます。炭酸水ときちんと文字情報を伝えていますし、レモン味は、わかりやすくレモンのイラストで表現しています。
シンプルながらも目に焼き付くデザインで飽きさせません。
引用元:日本デザインセンター日本酒として有名な白鶴のデザインです。ただ、白鶴の中でもフラッグシップ商品として取り扱われている特別な商品です。ボトルの形は鶴の立ち姿をイメージしているもので、美しさが際立ちます。
使われている酒米によって瓶のカラーリングを分けているのもこだわりのひとつです。透かし表現を採用したラベルが、特別感を生み出す要素となっています。
酒造りに関する物語を伝える冊子、厚紙の外箱も含めて高級感があります。デザイン技術と知識を詰め込みながらも、ゴテゴテとしておらず上品さを確保した秀麗なデザインです。
引用元:日本デザインセンター唐辛子を衣付けして揚げたというインパクトある商品です。唐辛子の辛みを全面に押し出したパッケージデザインとなっています。ターゲットは、刺激を求めている方や辛さが大好きという方でしょう。
白と赤、炎と唐辛子、実際のお菓子のイメージ画像を表示し、どんなお菓子か、シンプルかつストレートに目の中へ飛び込んできます。サクサクという食感もさりげなく文字情報と伝えているのもポイントでしょう。
また、辛さの度合いで大きくデザインを変えているのも特徴です。激辛のほうは、いかにもからそうな真っ赤なカラーリングが目立ちます。CAUTIONと書かれたテープが貼られているデザインも、いかに強烈な辛さか伝わってきます。
引用元:株式会社日本デザインセンター公式HP <https://www.ndc.co.jp/> |
会社名 | 株式会社日本デザインセンター |
|---|---|---|
| 設立 | 1959年 | |
| 所在地 | 東京都中央区銀座4丁目9番13号 | |
| 加盟団体 | 日本パッケージデザイン協会 |