東京都中央区銀座にあるニックインターナショナルの特徴や得意分野の傾向、デザイン事例、会社概要などをご紹介していきます。
ニックインターナショナルの考え方は「デザインを不安に打ち勝つ力」というものです。他にも独特の考え方や価値観を掲げてデザインを生み出しています。
デザインは医師と患者の関係に似ていると考えている点もニックインターナショナルの特徴的な考え方を表しているといえるでしょう。リサーチ・競合分析は問診や検診などに当てはめて考え、その処置としてアイデアを提案するといった形です。統括型プロモーションは手術と似ていると考えています。
会社に在籍しているクリエイターは人工衛星に例えているのも面白い点でしょう。デザインに関連することを内側ではなく、外側から客観的に分析して戦略的に考えてアイディアを提案するためには人工衛星として外から見なければならないと考えているのです。
また、適材適所という組織づくりの考え方を持ち、各分野にスペシャリストを配置してチームを作っています。これがさまざまな案件に取り組める強固な体制となっているのです。このような取り組みを通し、多くの斬新な作品を世に送り続けています。
プラレールとトミカが一緒に並んで走るユニークなおもちゃのパッケージデザインです。デザインのポイントは、ループ橋を回る動きを表現しているところでしょう。トミカが好きな方、プラレールが好きな方のどちらもワクワクさせてくれるデザインです。また、ワクワク感をかきたてるアイディアはループ橋だけでありません。芝生や枕木など、ジオラマも意識した造りにすることでより臨場感を感じさせたり、残像を思わせる演出を採り入れることで、早さを感じさせたりと飾って遊ぶことも意識したデザインとなっています。
全体的にカラフルなカラーリングや「プラレールとトミカがいっしょにならんで走る!」というロゴや「ビューン」「ぐるぐる」といった直感的にわかりやすい言葉で説明している点もわくわくできるデザインでしょう。
鉄道模型ヨンサントオ車両シリーズのパッケージデザインです。国鉄の大規模ダイヤ改正時に走っていた代表的な車両を模型にした商品です。国鉄時代を知って懐かしさを感じる年配者だけではなく、当時を知らない新しい鉄道マニア、模型が趣味の方も刺激するレトロ感がいい味を生み出しています。模型にあまり興味がない人でも、レトロな雰囲気が好きな方はついつい手を伸ばしてしまいそうです。
また、鉄道を写真ではなくイラストにしているのは当時のポスターの雰囲気をイメージしているからです。文字も手書きで、デザインと相まってシリーズ全体に統一感が生まれています。
非常にストレートなデザインです。カステラの味を素直にイメージできる黄色と茶色の2色を使ったカラーリングとなっています。イラストにもカステラを描かれており、実際の商品も袋の透明部分から確認できます。
また、レトロさを感じさせるロゴも大きな特徴です。たまご風味、ふんわり、しっとりといった商品の食感をさりげなく説明し、消費者はどんな商品なのか、どんな味なのか具体的にイメージしやすくして「食べてみたい」という気持ちをかきたてます。
素朴な雰囲気もありながら、どこか上品さも感じるデザインです。さまざまな要素が融合して、カステラ風蒸しケーキという商品の魅力を引き立てています。
![]() 引用元:株式会社ニックインターナショナル公式HP <http://www.nicks.co.jp/> |
会社名 | 株式会社ニックインターナショナル |
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設立 | 1976年 | |
所在地 | 東京都港区東麻布3-5-12 麻布CCビル4・5F |
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加盟団体 | 日本パッケージデザイン協会 |