ここでは東京都渋谷区デザイン会社川路ヨウセイデザインオフィスついて、特徴や得意分野の傾向、デザイン事例、会社概要などをご紹介します。
川路ヨウセイデザインオフィスは「パッケージデザイナー」を標榜しています。そのスタイルは「スタイルをつくらないスタイル」を貫いているのです。「商品のパッケージデザインはなにを目的にしているのか?」「デザインは誰のために行うものか?」というさまざまなデザインの疑問に対し、川路ヨウセイデザインオフィスでは「商品のためのデザイン」と考えています。デザインはクリエイティブなセンスが必要です。デザイナーの中には「自分」を表現するためにデザインを行う方もいます。そんな中でも、川路ヨウセイデザインオフィスでは。「商品のパッケージデザインに、自分を表現することを目的としたデザインはふさわしいのか?」と自問自答しているのです。デザインのためのデザインになったとき、商品は主役ではなくなると考えています。アーティストなら認められるかもしれませんが、それではパッケージデザイナーとはいえないでしょう。「人は商品を通してつながっている」「作る人と使う人の間に商品が存在する」「それぞれの商品にふさわしいスタイルをつくる」つまり「商品がまずあり、そこから商品にふさわしいスタイルを作っていく」。これが川路ヨウセイデザインオフィスのデザインに対する考え方なのです。
キリン・ザ・ストロング缶のパッケージデザインです。キリンビールおなじみの麒麟のイラストが目を引きます。全体的に柔らかさではなく、剛健、ハードという商品イメージに基づいたデザインです。じんわりというより、心へストレートに飛び込んでくるインパクトがあります。ただ、それぞれの味わいを素材の画像やカラーリングや文字情報を記載することで、わかりやすさもきちんと備えています。細かな泡もシャープさと爽やかさがあり、のどごしや味をイメージしやすいデザインです。未成年者やアルコールが苦手な人にもわかりやすいよう「お酒」の表記もあり、同時に、アルコール度数が9もあることをしっかりと伝えています。
カルビーのスナック、極じゃがのパッケージデザインです。下部に位置しているほくほくとしたじゃがいもとフライドポテトは、それぞれのパッケージで共通するデザイン。ただ、味や素材によって、赤、黒、ゆず胡椒、焼きのりとカラーリングが変えられているため、容易にどんな味付けなのかイメージしやすくなっています。ゆず胡椒はレモンイエローとゆずのグリーンでいかにも「ゆずこしょう!」というカラーリング。焼きのりは素朴なのりの色と格子状のデザインで「のり!」という雰囲気です。じゃがいもを使ったスタック菓子という共通点はありながら、それぞれ確かな個性があります。
カントリーマアムのパッケージデザインです。大人のココアと日本のおいしい苺という「この商品の売りはなにか」しっかり表現したデザインです。「大人のココア」のほうは、ココアのブラックと素材となる国産小麦のカラーリングにより、シックな印象です。大人のココアという商品イメージにふさわしい、どこか大人でゴージャスな雰囲気があります。一方の日本のおいしい苺は使用した素材のイメージを全面に押し出したデザインです。「あまおう」と「とちおとめ」の苺を使っていることがパッケージデザインですぐにわかります。ポップでありながらもどこか落ち着いて上品さもあるデザインです。
![]() 引用元:川路ヨウセイデザインオフィス公式HP <http://www.k-do.com/> |
会社名 | 川路ヨウセイデザインオフィス |
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設立 | 公開されていません | |
所在地 | 東京都渋谷区大山町18-23 コートアネックス大山町202 | |
加盟団体 | 日本パッケージデザイン協会 |